2/18~2/24 在宅勤務/過剰な健康への不安

在宅勤務

すでに発表されている通り弊社は在宅勤務期間中だ。僕はソフトウェアエンジニアの一般社員なので仕事に占めるコミュニケーションの割合が低く、在宅勤務でもそこまで不便を感じていない。エンジニア職以外の事情はよくわからないし、エンジニアでもリーダー級以上になるとミーティングが多くあるのでなかなか大変なところがあるのではと思う。

あえて不便なところを挙げると、オフィスが使えない分自宅の環境に左右されるところか。自宅のPCデスクはかなりリソースを投じて強化してきたので問題ないどころか会社以上に快適。だがネット回線は時間帯によって不安定でイライラする。自宅の周りに飲食店がないので食事に変化がなくなるし(自炊のレパートリーが少ない)、運動不足にもなる。通勤が不要なぶん1日あたり80分くらい時間が浮いてるので、その時間を使って散歩でもすればいいのか。でも花粉のシーズンだからなあ。

過剰な健康への不安

先週の虫歯の処置以降、なんでもない歯の感覚がどれも虫歯の兆候なのではと思えてしまって不安だ。歯医者では処置した歯以外は問題ないと言われているが、それもあまり信用できない気分。一般論として医者は信用すべきなんだが。

もともと僕は健康を損ないたくない、特に永続的にダメージが残るような病気にはなりたくないという心配が強すぎる。年齢的に考えればこれから健康は失っていく一方だというのに、バカバカしい。

ちゃおネイキッドプロジェクトの進展

自動デプロイ

Spotify機能のためにredisを立ててdocker-composeで連携するようにした。これに伴いデプロイの手順が変わったので.drone.ymlを調整した。docker runに複雑なオプションを載せまくるよりもdocker-compose.ymlに書いてしまう方が楽だし1コンテナでもdocker-composeを使うべきなのかもしれない。

CSSレイアウトのお勉強

Spotifyで聴いている曲を表示できるようになったので、画像・タイトル・アーティストをいい感じにレイアウトしたくてCSSのお勉強をした。MDNのドキュメントが大変参考になった。というかCSS系の情報はググってもノイズが多すぎる。

勉強のためにstyled-componentsでCSSをTSの中で記述してみた。ファイルの中身がカオスになる感覚は否めないが、コンポーネントとスタイルの結びつきが強くなるのは使いどころによっては便利なのだろう。特にwebpackを弄らずとも導入できるのはよい。

bundleサイズ削減

bundle analyzerで見てみるとmomentのタイムゾーンとかlocaleのファイルがすごい容量食っててビビったのでググって削減した。効果が数字で見えるのは楽しいのだが、webpack.config.jsがどんどん複雑になっていくのはつらい。

今後の野望

  • 監視・ロギングの強化
  • 様々な自動投稿機能がついたTwitterタイムラインのようなサービスにしていきたい

Yahoo! JAPAN Hack Day 2019 ハッカソン 参戦記

12/15(日)

メンバー

2年前にドワンゴのインターンに参加した6人。我々のチーム以外からも当時のインターンメンバーが2人出場していた。得意分野の内訳はフルスタック・フロント・フロント・フロント・フロント・低レイヤー。

作ったもの

サーバーの異常事態などの通知を受け取ったときに、ラズパイ経由で予め指定したルーティンでデバイスに通電して物理的な通知を行えるソリューション。推しはビジュアルプログラミングができるルーティン作成画面と、ラズパイ側がシングルバイナリであること。デモンストレーションではパトランプとウォシュレットを用いた。

プレゼン動画

1:20:18辺り、24番秘密結社Dev。

やったこと

フロントエンド人材が余ってたので特に技術的なタスクはなかった。が、そういうポジションにいたおかげで個別の技術にとらわれず全体でモデルを共有する重要性がわかった感じはある。

  • リーダーと一緒に諸手続き
  • 買い出し
  • 適当にメンバーの後ろに座って悩みを聞く
  • HTMLペラ1枚書いた
  • プレゼンのアイデア出し
  • 寸劇に出演

学び

技術的な貢献の少なさに反して大きな学びがあった

firebaseがすごい

FunctionsとFirestoreを使った。サーバーやDBの設定を自分でしなくても、Firebaseが提供するAPIをTypeScriptで叩くだけでシームレスに連携できる。細かいチューニングをしたいときには不向きだろうが、素早くプロダクトを世に出すという点ではとても便利なサービスだと感じた。

DDDの意義がわかった

最近は『エリック・エヴァンズのドメイン駆動設計』を読んでいる。この本の序盤では作るべきものをよく考えてモデルに落とし込むことの重要性が語られている。仕事だとすでに完成して動いているプログラムを改修することが多いのであまり実感が湧かなかったが、チームで新しいプロダクトを一から作るとなると書かれていることの意味がよくわかった。具体的にはエンティティと値オブジェクトの区別とか、仕様を精査しながら本当に必要な概念を抽出して名前やオブジェクト構造に反映するとか。

その他お気持ち

  • 軽い気持ちで徹夜しようとしたらめちゃくちゃしんどくて、結局効率を落としてしまった。会社員になったせいで規則正しい生活に体が慣らされてしまっている。
  • ハッカソンで評価されるためにはクリエイターとしての視点の鋭さとエンジニアとしての腕前の高さを併せ持つ必要がある。僕はエンジニアのことを「技術を使って問題を解決する人」と考えているが、問題を見つけ出す能力も育てていく必要があるのか、別に気にしなくてもいいのか。答えは出ていない。
  • 開始前に参加者を集めてキメ台詞を叫びながら写真を取ったり、SNSバズ賞があったり、審査員にタレントを呼んだり、Yahooはハッカソンの参加者にある程度の社会性があることを想定しているんだなと思った。
  • スポンサーが提供してくれたCOMP完全食は未来の味がした。

学生に向けて喋った/Slackの入力欄のWYSIWYG化を許すな/ガーリィレコード『フラフープデブ』

11/12(水)

学生に向けて喋った

会社の採用イベントでエンジニアが(普段の調子で)LTをして学生に聞かせるという会があった。何らかの力学によって僕もトーク役に抜擢され、ちょっとした話をした。トップバッターというアドバンテージもあり、反応は上々。懇親会では文系からエンジニアになろうとする人がおり、自分の経験をなるべく話すようにした。

一応ここにも書いておくと(もちろん弊社人事の見解ではなく僕個人の考えだが)新卒採用はその時点の実力はそれほど重要ではない。プログラミングが好きで勉強し続けられるという適性があることをアピールするのが大事で、そのためには何かを作って見せることが有効だと思っている。

Slackの入力欄のWYSIWYG化を許すな

Slackは新機能を一部のワークスペースに導入して様子を見ることがある。僕が加入しているSlackワークスペースの1つで(幸いもっともアクティブなワークスペースではない)エディタがWYSIWYG化された。

WYSIWYG化とはどういうことか。それは入力欄に、最終的に表示されるべきものと同じものが表示されることだ。これまではそうではなかった。つまり \chao\ と入力欄に入力すると最終的には chao と表示されていた。しかしWYSIWYG化かによって入力欄に \chao\ と入力した時点で入力欄の表示が chao に書き換わるのだ。

これはクソだ。私はバカなので文章とその装飾は別々に考えたい。しかしWYSIWYGエディタでは書いている途中で既にその2つが混ざる。そして装飾されたエリアから出るために1回多く矢印キーを押す必要が生じたり、装飾されたエリアを消すことができなかったり、行頭の1文字がEnterを押さずに勝手に確定されたりする。これはクソだ。本物のクソだ。

ガーリィレコード『フラフープデブ』

僕はずっとYouTuberのガーリィレコードチャンネルを推している。11/10に公開された『フラフープデブ』はトップ10に入る神回だったので紹介する。まずは見ろ。

とにかく高井がボケてボケてボケ倒すその勢いがたまらない。冒頭の間違ったフラフープの使い方が高井の驚異的な身体能力のせいで成立してしまっているのがまず面白すぎるし、そのせいで高井が「何がおかしい?」とでも言いたげな態度なのもいい。勢い余ってザコDIYで作ったテレビ台を破壊するのはガーリィレコードチャンネルの伝統芸能の『裁判』シリーズに通じるところがある。それを慌てて直そうとする3人と、手伝うつもりで邪魔する高井。そこから絶妙なタイミングで繰り出される「雷神!」も良すぎる。ノーカットの自然体の動画でありながら、情報が洪水のように押し寄せてくる快感がある。

ニコニコチャンネルに時折投稿されるメイキング動画を見ると、自然体に見える動画でもしっかり計画し練習をしているようだ。プロの芸人というのは本当にすごい。これが毎日タダで見られるのだから(このレベルで面白い動画はそうそうないが)いい時代だ。

というわけでみんなもニコニコチャンネルのガーリィレコードチャンネル裏アカをよろしくな!!!

バリバリ

9/12(木)

懸案が解決してひさびさにバリバリコードを書く感覚を取り戻した。

ランチの麻婆豆腐弁当から変な臭いがした。

4日間で4クール放送するメダロット一挙をちょくちょく見ていた。全部真面目に視聴するのは会社員には無理だが、それでも一挙ならではのスピード感が楽しめた。

よく考えたらdアニメストアに全話あるので別に今見る必要はないのだが、4クールアニメなんて機会がなければ見ないし、コメント付きで見るというのも他ではできない体験だ。特に昔放送されたアニメは同好の士が集う場がなかなか生まれないので貴重だ。

退職者と継承

記憶が正しければkwappaさんは僕が最初に会ったドワンゴのエンジニアだ。インターンの面接だったので2017年6月頃だったか。ベテランで年上で上司であることを忘れてしまうような話しやすい雰囲気の方で、それはそうである必要性を認識して努力されていたのだと思う。僕にとってのドワンゴのエンジニアの気質の体現者だ。

おそらく僕は認知されていないが、僕はkinoppydさんを認知している。なぜならSlackで存在感を放ちイベントを主催していたからだ。詳しくは言えないが社員同士がお互いの仕事を理解し仲良くなれる(?)ようなイベントを開いてくださった。それは入社して5ヶ月になる僕が持ち始めた問題意識と重なる。

kwappaさんやkinoppydさんが退職し技術コミュニケーション室がなくなっても、当たり前のように彼らの作った良い文化が継承され育っていくことが望ましいし、僕もその一助になりたい。

怒りの昼食

※この記事は『麦をホップ』を飲んで書かれた。

今日は13時頃に弁当販売に行ったら売り切れていた。キレたので近所の有名なとんかつ屋で豪遊した。

一昨日のバズ記事はまだPVを伸ばしていて、今だいたい3000PVくらいだ。kondeiさんの記事からリンクされているのが要因だろう。「ぶっ壊れると治るのに時間がかかるし、壊れる前には戻らない」という言葉が怖い。気をつけたい。

ドワンゴに入社して3ヶ月が経った

※この記事は自由意志に基づいて執筆され、報酬は発生していない。

6月末に退職者のブログ記事が立て続けに発表されたので、それに対抗して新入社員の僕も書く。とは言っても、退職エントリに対して入社エントリは不利だ。まだ知らないことが多いし、迂闊なことを書くと怒られる。他の職場を知らないので説得力もない。いいことないね。

先に断っておくが、全てはいち社員である僕の主観にすぎない。

お前誰?

私はエンジニア職だ。研修を終えて6月中旬から今の部署に配属された。どこまで言っていいのかわからないので所属は言わないことにするが、既に僕がやった仕事は世に出ている。

仕事

チームのメンバーは腕も人柄も良く、疑問に思ったことは聞けば丁寧に教えてもらえる。心理的安全性は強固だ。新卒の僕は特に配慮してもらっており、わからないところはじっくりと勉強に時間を使うことができている。触っているプロダクトは多くの人に使われているうえに歴史的経緯もあって複雑で、コードの質を保ちながら新規機能を追加していくのはチャレンジングな仕事だ。成長できる環境だと思う。

だが、今の僕はやるべき仕事をこなしていくだけで精一杯だ。自分たちの会社が誰にどういうサービスを提供していくかという大局的な視点を持つような余裕はまだない。サービスが巨大すぎて自分の会社が何をやっているのか把握しきれないという面もある。

環境・待遇

時間的拘束は緩く、仕事中にフラッと体を動かしに離席しても特に何も言われない(何か思われている可能性はある)。今の僕はコアタイム付きフレックス制で平均して1日8時間になりさえすれば自分で調整できる。そのうち裁量労働制になるかもしれない。

オフィスには給茶機もお菓子売り場もある。昼は弁当を売りに来るので社内で昼食を取れる。銀座のランチは混むのでこれはありがたい。Slackでは雑談も仕事の話も盛んだ。インターネットやniconicoが好きな人間が多いので文字コミュニケーションはやりやすい。

給料はネットに書いてあるとおりの額で、日本の初任給としては高いと思う(エンジニアならこんなもんか?)。ちなみにネットに書いてないものはない。

今の社内の雰囲気

6月末で社内で名の知れた人が何人か辞めたが、それほど浮ついた雰囲気はない(僕は浮ついていた)。もともと転職が多い業界で、転職は当たり前という認識がある。大部分の社員にとっては目の前の仕事に全力で取り組むことに変わりはないのだと思う。

退職しないの?

今のところそのような予定はない。成長や待遇ももちろん重要だが、僕はドワンゴのやっているサービスや考え方が好きだ。全盛期の勢いは失ったとしても、必要とされなくなることはないと思っている。早く成長して価値を生み出せるようになりたい。

ゆく人くる人

※この記事はビールを2本飲んで書かれた。

という気分になっているのだなあ。

mesoさんには2017年のインターンのときに初めてお会いした。中間発表会に遅れてきたとき、席は用意してあったのに入り口の近くの床に座っていた。当時人事部長という立場にありながら偉ぶらず人を緊張させない振る舞いとしてとても印象に残った。フランクな人柄と組織の中核としての毅然とした態度の両方を尊敬している。

kmizuさんは新卒Scala研修の講師だった。Scalaのことなら何でも知っている。言語の第一人者から教わることで、細かな仕様にも妥当性や事情があることがわかった。動けばいいやのアマチュアではなく、隅々まで理解し尽くしたプロとしての仕事を求められることを実感した。

お二人とも新天地でのご活躍を祈っています。

くる人は誰かって?それは僕です。

ニコニコ動画のランキングが新しくなった

※私はドワンゴに雇用されているが、この記事は自由意志に基づいて執筆され、報酬は発生していない。

大きな変更なので告知ページが作られている。

僕はプレミアム会員なので5つのカラムを自由にカスタマイズできる。欲張りなのでどのジャンルも取りこぼさずに、かつ自由に使えるカラムも欲しかった。そのためにはデフォルトカラムを上手く使う必要がある。

カラムをカスタマイズするときはジャンルは3つまでしか設定できない。しかしデフォルト状態では各カラムのジャンル数は左から順に4, 2, 5, 3, 1だ。一見してわかるとおり、一番右のカラムのその他ジャンルを左から2番目のカラムに加えるだけで自由になるカラムが1つできる。僕はここに例のアレタグを入れた。

こうすると左から2番目のカラムは(音楽・サウンド)・ダンス・その他の3ジャンルになるのだが、その他の再生数が多すぎて他の2ジャンルの動画が見えなくなった。そこでその他を左から4番目のカラムのラジオと入れ替えた。完成形はこんな感じだ。

最上段に広告が入る。ランキングの順位に広告ポイントが影響しなくなった代わりに、固定広告欄が設けられた。順位に広告ポイントが影響しないということは、ランキング自体の質は向上していることが期待される。

社内LT/『きみと、波にのれたら』

※最近は酒を飲んでいない。

昨夜は退勤後に映画を見に行く約束があったのだが、少し時間があったので社内で開催されていたLT会を聞きに行った。LTはライトニングトークの略で、短時間のプレゼンテーションのことだ。ドワンゴでは毎週エンジニアLTがあり、仕事と関係あったりなかったりする情報が交換されている。情報共有が仕事のアウトプットにも繋がってくるということが最近わかってきた。

昨日行ったLTはエンジニアLTではない違うテーマのLTで面白かった。自分と違う部署や職種の情報は意識的に取り入れていきたい。

その後上野で『きみと、波にのれたら』を見た。まあまあ楽しい映画だったが見た後に語りたくなるほどの内容はなかった。

それでも湯浅政明は偉大なアニメ監督だ。なにが素晴らしいって仕事が早い。

  • 『ピンポン THE ANIMATION』(2014年4月)
  • 『夜は短し歩けよ乙女』(2017年4月)
  • 『夜明け告げるルーのうた』(2017年5月)
  • 『DEVILMAN crybaby』(2018年1月)
  • 『きみと、波にのれたら』(2019年6月)
  • 『映像研には手を出すな!』(不明)
  • 犬王』(2021年)

この制作ペースは異常だ。劇場長編を主戦場とするアニメ監督を挙げると、細田守も新海誠も最近は3年間隔で、原恵一はもっと遅い(コナンとかクレしんとかはノーカン)。

具体的な要因を考えてみると、Flashの大胆な採用による作業効率化や副官チェ・ウニョンの存在が挙げられるだろうか。

一生で一本歴史に名を残す名作を作るのもいいが、早さも大事で、しかもそう簡単に身につくものではない会社員になってからは特にそう思う。