会社員化

1日8時間会社で働いてると書きたい話も自然と会社絡みの話になってくるんだけど、社内情報はどこまで喋っていいのか不安なんだよな。一応就業規則に書いてあるけどどの情報が該当するか定かではないし判例(?)とかも知らない。とりあえず新機能出たのでよろしくお願いします。

今日は会社が契約しているカウンセラーとの面談があった。カウンセラーは社員ではないがずっと弊社と契約していて事情も文化もよく知っているらしい。最近の僕は大学時代に比べると驚くほど精神的に安定しているので特に問題なく進み、睡眠・有酸素運動・太陽・入浴を勧められて終わった。入浴は頭の痛い問題だ。一人暮らしで入浴となると水もガスも大量に消費する。財布にも環境にも悪い行為だ。

退勤後急いで上野TOHOに行って『海獣の子供』2回目を見てきた。今度は鑑賞前にパンフレットと画集を買った。パンフレットはインタビューが充実していて当たりだったが画集は本当に背景画がひたすら載せてあるだけだった。時系列なので映画の流れを思い出す助けにはなるが情報量としてはイマイチだ。映画は2回見てもわからないものはわからなかった。

先輩のバナナジュース/書くことと読まれること

※この記事はいろんなビールをたくさん飲んで、同期に監視されながら書かれた。

先輩のバナナジュース

社内チャットで先輩がバナナジュースの無料券を誰かに渡したがっていたのでもらって行ってきた。ただの無料券かと思っていたらスタンプが20個押されたポイントカードで重みがあった。初めて行く店では過剰なアレンジをせず店が推しているメニューを頼むことにしているので、プレーンなバナナジュースを頼んだ。バナナと牛乳だけで作っているのだという。

飲んでみるととても濃い。牛乳が入っているというが牛乳の気配はない。バナナを液体に変換することによって口の中でのポジショニングが自由になり、バナナ以上にバナナの甘み・酸味を感じられるバナナジュースになっていた。食感(?)の面では粘度が高く、繊維の舌触りやシャリシャリした感触(謎)もあった。しばらく持って歩くと内側と外側に温度差が生じていたのも面白い。

書くことと読まれること

ブログを継続的に書き始めたのは去年の6月1日だ。だから明日で1周年になる。それを記念して明日は休日にしようと思う。

1周年でなぜ休むのか。それは解放だ。1年間欠かさず書き続けてくると、1日たりとも落とすわけにはいかないという強迫観念が生じる。それによって1年間続けられたというのは事実ではあるが、2年続けたら落とせない意識はもっと強くなる。どこかで休憩を挟んでおかないと今後一生この強迫観念に囚われ続けてしまうだろう。だからこの機会に休む。

今、監視している同期から「1周年続けた感想を書け」と言われたので正直な気持ちを書く。3月までに比べて4月からは読者への意識が強くなった。会社の同期は結構このブログを読んでいて、今も僕の後ろで執筆を監視しながら「読者のことを意識しているちゃおくんなんか見たくなかったよ〜」などと勝手なことを言っている。

原子を電子顕微鏡で観測するのは難しいと聞いたことがある。なんでも電子をぶつけることによって原子が動いてしまうとかなんとか(よく知らない)。観測するという行為はどうしても観測対象に影響を及ぼしてしまう。執筆を監視しながら「見られていることを意識するなよ」と主張するのは無敵の論理だ。考えてはいけないと言われると考えてしまうし、笑ってはいけない場面ほど笑ってしまう。自分が周りに影響されていないことを確認するために周りを見回してしまうというループにハマる。

これは僕の弱さで、自分が自分に正直であることを信じるために他人を参照する必要はない。でも、他人の目を気にしないのはもはや人「間」ではない(我々はそういう生き物ではない)。僕は他人の目を気にするし、影響もされる。自分のそういう心の動きを正直に認めることこそがむしろ「正直」という僕のポリシーに沿った、僕らしい生き方なのだと思う。

ニコニコ超会議2019で働いた

プロフィールページにも書いてあるが、私はドワンゴの社員だ[note]一応書いておくがこのブログは社の意見を代表するものではない。社の意見は広報に聞いてください[/note]。なのでニコニコ超会議2019でスタッフとして働いていた。担当は『超コスプレエリア』だった。たくさんのコスプレを見られて楽しかった。楽しんでいる人を見るのは楽しい。来てくれた方はありがとうございました。

ニコニコ超会議の面白さは自分が興味を持っていなかったものを知ることができるところだと思う。ネット上でコンテンツを漁っていても予想もしないものが目に入ってくる可能性は低いが、リアルイベントなら聴覚や視覚を通して自分が見たいと思ったもの以外のものが大量に流れ込んでくる。コンテンツだけではなく、そのコンテンツを愛する人々もだ。

万人向けの娯楽だったテレビが存在感を失い、現代人は一人ひとりが自分のスマホの画面と向き合いながら自分の好きなものを見ている。隣にいる人が何を好きなのか聞かなければわからないし、聞いてもピンとこない。そんな時代にいろいろなコンテンツを一箇所に集めて「他人の好きなもの」が見えるお祭りをするというのは面白い。それを雑味に感じる人もいるだろうが、僕はそうやって世の人々が何を考えているのかを知るのは楽しい。まさに『同じってうれしい。違うってたのしい。』だ。

私の職業はエンジニアだが、究極的には人に喜んでもらうことが仕事だ。それを再確認する良い機会となった。足がまだちょっと痛い。

Neppsの開校が発表された

N高プログラミング教育の小中学生版としてNeppsなるスクールの開校が発表された

特徴は以下のような点。

  1. タイピングやScratchから学べる間口の広さ
  2. 少人数指導・固定された指導者(「パートナー」)がつく
  3. 自分の作品を作り発表するところまでやる
  4. N高のキャンパスの設備が利用可能

このような新しい教育の試みを見るたびに自分のこれまでの人生のことを考える。僕は既存の学校教育に非常によく適応し、「お勉強」で他人より優れた成績を挙げることで東京大学に来た。しかし、それだけだ。世界にはいろいろな人がいて、いろいろな能力が求められているにもかかわらず

なんかド鬱になってきたので終わります。

黒歴史

ちょっときっかけがあって、大学入学以降の自分のネット上での発言を振り返っていた。とにかく喧嘩が多い。ここ1年くらいでようやく居心地の良い立ち位置を見つけて他人と喧嘩することがなくなった。単純に若かったというのもあるだろうし、状況に合わせて柔軟に行動するというのが苦手な人間なので無意味なこだわりを持って自らに辛さを課していたというのもある。今書いているこのブログも10年後には黒歴史と思うようになるのだろう。むしろならなかったら進歩が止まっているということなので困る。

そういえば、一昨日の日記がはてぶホットエントリ入りして普段の30倍くらいの人が見に来た。読んでくれた人はありがとうございます。コメント欄やはてブでコメントくれた人もありがとうございます。応援してくれた人は特にありがとうございます。社員にブクマされているので多分ドワンゴ社内でも晒されていると思います。4月からよろしくお願いします。

内定先が業績悪化で子会社化された

笑ってる(公式発表)。

まず、散々投資したであろう「テクテクテクテク」が儲からない。同じ位置情報ゲームのIngressやポケモンGOから年単位で遅れて出してきたゲームであり、Ingressの世界観や先進性、ポケモンのコンテンツ力に負けないゲームにするため、ゲーム自体の世界観を薄くしていろいろなコラボキャラを登場させるという戦略を取った。しかしその結果として出てくるのがポプテピピックやら小林幸子やら、要はちょっと前にニコニコで流行ったキャラクターでしかなかった。KADOKAWAとのシナジーはどこに行ったのか。コンテンツ企業として出したいキャラクターならいくらでもいただろうに。

ニコニコ動画のプレミアム会員数も減り続けている。これはGoogle(YouTube)というグローバル企業を前にして避けがたいことにように思える。一方でチャンネル会員は増えている。チャンネル会員というのは特定の配信者の配信を見る権利を得るための月額制の会員だ。万人受けする動画の投稿を待つのではなく、ニッチな人気のある配信者を獲得・プロデュースしてチャンネル会員を増やすという能動的なアプローチが効果的なのではないか。

「今後は、KADOKAWA主導のもと、ドワンゴの技術力と膨大なユーザー基盤のグループ全体での活用を加速するとともに〜」とある。子会社化という形ではあるが、2社の関係が深まってコンテンツホルダーとプラットフォーマーのシナジーという統合当初の狙いが今度こそ果たされることを願う。

栗田・夏野両氏のニコ生によると夏野氏はかなりはっきりと黒字化・コスト削減への意志を表明していた。プロ用のアニメーション制作ソフトウェアをOSS化したOpenToonzにはずっと注目してきたが、儲からないからと開発をやめてしまったら悲しい。人工知能研究所も同様だ。

僕自身の身の振り方について。さすがに今から初任給を下げるなどの暴挙に出ることはないだろう(労基案件)。業績の悪さのしわ寄せを不当に受けることがないよう労使関係には緊張感を持っておきたい。一方でドワンゴの事業は意義があるものだと思っているし、情報系専攻ではない僕の心理学の素養を評価してエンジニアとして採用してくれたことへの感謝の気持ちもある。新卒の立場を利用して2年間はしっかり勉強させてもらい、そのとき改めてドワンゴが留まる価値のある会社なのか改めて考えようと思う。

『バーチャルさんはみている』のビジネス上の狙い

このツイートを見て考えた。

VTuberのブームが始まったのは2017年12月と認識している。Google Trendsで見た感じも間違っていない(あまり自信がないので違ったら教えて欲しい)。

一般的にアニメの企画から放送までは2年程度かかると言われる(業界の友人談)。ブームから1年での放送は早い。この早さを実現できた要因の1つは製作委員会方式を取っていないことだろう。

アニメの製作には大きなコストがかかる。そこで多くの企業で製作費を出し合い、代わりに各企業に「アニメを使って商売をする権利」を分配するのが製作委員会だ。「アニメを使って商売をする権利」というのはたとえばイベント・グッズ・主題歌CD・BDなどだ。2019年現在ではこの体制で作られたアニメが主流だ。

一方で『バーチャルさんはみている』はドワンゴの単独製作なので全てのコストはドワンゴが負担している。代わりに利益も全てドワンゴに入るとは言っても、リスキーだ。しかし折衝の手間がなく、何をどう作っても誰にも文句を言われない。

さて、どうしてリスクを負ってまで急いで放送する必要があったのか。それはVTuberを共演させたバラエティ番組をどこよりも早く作る必要があったからだ。普通のアニメなら作品ごとに独自のキャラクターを設定するから、似たコンセプトの作品であっても全く同じものにはならない。しかしVTuberは作品の外に実在(?)する人格なので、ある作品でやったことを同じ出演者で他の作品でもやったらそれは完全な二番煎じになってしまう。そういう理由で1番手になることを重視したのではないか。

もちろん急いだせいで制作期間が不足し、ネタの練り込みや画面のクオリティに悪影響が出ているという可能性もある。だが、ここではその話はしない。あくまでビジネスの観点からどういう狙いがあったのかということを推測した。

22:35追記:私はドワンゴの利害関係者なのでその辺は差し引いて読んでください。

Vivaldiのせいで原稿が消えた/バーチャルさんはみている1話

タイトルは具体的な方が良いかなと思い始めた。

本郷近辺のグルメについてノリノリで記事を書いていたのだが、Vivaldiの2つのChromeと違う挙動のトラップにハマって記事が全部消えた。

まずタブ消去時の挙動だ。Chromeでは連続でタブを消去している間はタブ幅が固定され、誤って左側のタブを消すことがないようになっている。Vivaldiにもこの機能はあることにはあるが、タブの閉じるボタンを使ったときのみ発動し、センタークリックによるタブ消去では発動しない。なぜなのか。

もうひとつはタブを閉じてはいけなさそうなときにポップアップで確認する機能だ。Chromeでは将棋ウォーズのプレイ中やブログの執筆中にはこの機能がはたらき誤ってタブを閉じることはないが、Vivaldiでははたらかない。

というわけで本郷グルメ記事は明日書く。Vivaldiはやはりダメだ。Chrome以外使えない体になってしまった。

バーチャルさんはみている

VTuberは門外漢なのだが意外と楽しめた。就職先が作っているアニメなので贔屓目に見てしまうのだが。

アニメを自称しているが、これは『てさぐれ!部活もの』のような中の人の魅力を伝えることを最優先したバラエティ風味の強い作品の延長線上にある。そういう点で完全に新しいわけのわからないものが出てきたというわけではないし、かと言って一般的なアニメとはやはり違う。

画面づくりについて。カメラの動かし方がかなり自由であり、キャラクターの動きも人間に近い(モーションキャプチャーなので当然か)という点では実写風だ。ただし各エピソードは比較的狭い決まった空間のなかで進展するという点では演劇的であり、総合的にはカメラの自由度が増した吉本新喜劇という表現がしっくりくる。

コーナー単位では月ノ美兎の『委員長、3時です』がフランクな話し方で面白かった。オタク的には視聴者投稿コーナーで鶴巻和哉がバ美肉していて、しかもエンドクレジットでそれが本物だと確定したのが最高だった。OP/EDは映像・音楽ともに良い。OpenToonzエンジニア:岩澤駿と企画:川上量生がエモい(後者は表示時間が異様に短いんだがギャグか?)。

1話の段階で動画が作れずに静止画になっている部分があったのが気がかりだ。

追記:この記事でURLの番号が1000を超えた。ただし1記事につき1増えるというわけでもなくルールは謎だ。

ARTILIFEの対応端末が紛らわしい

ドワンゴから新作ゲーム『ARTILIFE』が発表された。

生命を観察するというシンプルなアイデアをスタイリッシュにゲーム化しており、いろんな遊び方ができそうだと楽しみにしていたのだが、まだプレイできていない。自宅に対応する端末がないからだ。

AppStoreの互換性の項目では多くの対応端末が列挙されている一方で、バージョン1.0.1の変更点にiPhone6s以降・iPad・iPad Proしか対応しないと書かれている。

このような紛らわしい書き方はドワンゴにとってもユーザーにとっても不利益なのでやめるべきだ。僕は手持ちのiPhone6で、少しカメラを動かすだけで視界に何も映らなくなり復帰できなくなり、1時間くらいは無駄にした。レビュー欄には起動できなかった・起動しても正しく動作しなかった人々の怒りの声が多く投稿されている。

高度な機能を実現するために要求スペックが高くなるのは仕方のないことだが、iPhone6でもiPad mini2でも起動できないのは予想外だった。Android版が出るのを待っているがAndroid端末もスペックは高くないのでどうなることやら。

大忘年会

※この記事は『アサヒ スーパードライ』を飲んで書かれた。

忘年会

内定先の忘年会に招待されて行ってきた。取締役が実況ツイートしていたので内容を隠す必要もないだろう。ライブホールを借り切ってマグロ解体ショー、優秀社員の表彰、歌合戦、プレゼント抽選会などが行われた。川上量生氏のスピーチには社の戦略が端的に表現されており、大いに頷く点もあれば意外な点もあった。食べ物も美味しかった。しかし3時間ほど立ちっぱなしだったので足が疲れた。

内定先で実際に働けるかどうかはまだ確定していない。修了者の発表は3月だ。

ブログレスポンス向上のためにマストドンを止めた

マストドンは動かしているとすごい勢いでディスクアクセスが発生する。これはvmstatiotopコマンドで確認できる。借りているVPSはあまりスペックが高くないので同一サーバー上で動いているブログのレスポンスまで低下していた。しかしほとんど使っていないマストドンを維持するために遅いブログを我慢するのはおかしいと思い、マストドンを止めた。その結果数字の上ではディスクアクセスはかなり軽減され、使用感も向上した。