※この記事は自由意志に基づいて執筆され、報酬は発生していない。
6月末に退職者のブログ記事が立て続けに発表されたので、それに対抗して新入社員の僕も書く。とは言っても、退職エントリに対して入社エントリは不利だ。まだ知らないことが多いし、迂闊なことを書くと怒られる。他の職場を知らないので説得力もない。いいことないね。
先に断っておくが、全てはいち社員である僕の主観にすぎない。
お前誰?
私はエンジニア職だ。研修を終えて6月中旬から今の部署に配属された。どこまで言っていいのかわからないので所属は言わないことにするが、既に僕がやった仕事は世に出ている。
仕事
チームのメンバーは腕も人柄も良く、疑問に思ったことは聞けば丁寧に教えてもらえる。心理的安全性は強固だ。新卒の僕は特に配慮してもらっており、わからないところはじっくりと勉強に時間を使うことができている。触っているプロダクトは多くの人に使われているうえに歴史的経緯もあって複雑で、コードの質を保ちながら新規機能を追加していくのはチャレンジングな仕事だ。成長できる環境だと思う。
だが、今の僕はやるべき仕事をこなしていくだけで精一杯だ。自分たちの会社が誰にどういうサービスを提供していくかという大局的な視点を持つような余裕はまだない。サービスが巨大すぎて自分の会社が何をやっているのか把握しきれないという面もある。
環境・待遇
時間的拘束は緩く、仕事中にフラッと体を動かしに離席しても特に何も言われない(何か思われている可能性はある)。今の僕はコアタイム付きフレックス制で平均して1日8時間になりさえすれば自分で調整できる。そのうち裁量労働制になるかもしれない。
オフィスには給茶機もお菓子売り場もある。昼は弁当を売りに来るので社内で昼食を取れる。銀座のランチは混むのでこれはありがたい。Slackでは雑談も仕事の話も盛んだ。インターネットやniconicoが好きな人間が多いので文字コミュニケーションはやりやすい。
給料はネットに書いてあるとおりの額で、日本の初任給としては高いと思う(エンジニアならこんなもんか?)。ちなみにネットに書いてないものはない。
今の社内の雰囲気
6月末で社内で名の知れた人が何人か辞めたが、それほど浮ついた雰囲気はない(僕は浮ついていた)。もともと転職が多い業界で、転職は当たり前という認識がある。大部分の社員にとっては目の前の仕事に全力で取り組むことに変わりはないのだと思う。
退職しないの?
今のところそのような予定はない。成長や待遇ももちろん重要だが、僕はドワンゴのやっているサービスや考え方が好きだ。全盛期の勢いは失ったとしても、必要とされなくなることはないと思っている。早く成長して価値を生み出せるようになりたい。
他の退職記事を読んでいてもドワンゴはなんだかんだ愛されてるなぁと感じます(しかも皆文章が良い)。対抗して入社記事はセンスがあると思います。一人のニコニコユーザーとして応援してます。苦しい時期かとは思いますが、気負いせず頑張って下さい。
ありがたいお言葉です。
正直、難しいタイミングで入社した自分を正当化する目的もあります。
自分が作っているもので遊んでくれている方がいることは励みになります。