近況報告です。
何も楽しくない
定期的に精神がおかしくなるのは既知なので驚くような話ではないのだが、また来た。ここ2週間くらい何をやっても楽しくない。
これだけコロナが流行ってると、公共交通機関で遠出するとか友達と会うとかはやりにくい。そして鬱屈とした気持ちを抱えながら自宅でネットでなんかする。でも今はみんな鬱屈とした気持ち、人によっては切実な困難と向き合いながら生きているので、ネットも面白い話より刺々しい話の方が多い。
結局人間には無理なのだ。「人間」である。人が一人だけで山奥でひっそり暮らしていれば感染症なんか何も怖くはないのだが、人と人が高度に支え合って成立している現代社会には感染症がてきめんに効く。人の関係のあり方を乱す。そうなると人間社会など脆いものだ。昨今の笑っちゃうような痛ましいニュースを見ていればわかるだろう。
なにか気が晴れるような面白いものはないかなと思って探しても、ネットの記事なんかは大半がPV狙いの釣りみたいなものだし、YouTubeを開けば過学習したAIがもう見た動画と興味のない動画ばかりサジェストしてくるし、一体誰が引っかかるんだという投資詐欺の宣伝を頻繁に見せられる。金を払ってない視聴者は客ではなく広告主に売るための商品なのだ。
ところでYouTubeでサジェストに不満があるとき、面白いコンテンツを探すというのは結構難しい。YouTubeの利用者は全人類なので「探索」タブから「話題」や「急上昇」のコンテンツを見ても自分にとっての打率が低い。その点ニコニコ動画はカテゴリごとのランキングでそこそこ面白いものが見つかる。ユーザーの同質性が比較的高いことと、よく知らないコンテンツでもコメントでなんとなく面白さがわかるというのが良さだろう。
オリンピックの男子体操について
内村の鉄棒予選落ちはショックだったが、仕方がない。いつでも100%のパフォーマンスができるわけではない。加齢とはそういうものだ。
橋本大輝の活躍は目覚ましかった。体操選手にしては長身な彼だが、胆力も相当なもので最初から最後までよく体が動いていた。特に鉄棒の完成度は相当なもので、放れ技をいい位置で掴んでスムーズに車輪につなげていた。解説でも触れられていたが、連続技加点を狙ったトカチェフ系の放れ技が流行する現在のメタにおいて、カッシーナ(コバチ系)・コールマン(コバチ系)・伸身トカチェフ・トカチェフひねり・ヤマワキとバランスよく取り揃えた構成は珍しい。なんとなく王者の器のようなものを感じる。
一番気になっていたのはあん馬のスペシャリスト亀山耕平だ。予選では構成をD:6.5に落としたうえで極めて完成度の高い実施を見せ、2位タイで決勝進出を決めた。持ち技的には決勝では構成をD:6.9まで上げる余地がありそうだが、それでEスコアがどこまで保てるか。直近の大会では厳しそうだったのでどこまで調整できているか注目だ。
予選1位の李智凱(得点は亀山・マクレナガンと並んでいるがEスコアが高いので1位)は優勝候補の筆頭。非常に美しい開脚旋回で高いEスコアを持つ。予選ではケイハ2(C)を使っていたが決勝ではケイハ(F)に上げてくるだろうから、少なくとも0.3点は伸ばしてD:6.7に乗せてくる。予選4位で現世界チャンピオンのウィットロックは男子団体決勝でD:7.0の世界最強の構成を見せたが、細かい減点が積み重なりEスコアが伸びなかった。今大会の採点傾向に適応できるか。
平行棒の「神」鄒敬園は団体決勝ではいくつかのミスと謎の減点(タイムオーバー?)で精彩を欠いた。もしかしたら吊り輪の疲労があったのかもしれない。演技内容を見るとツォラキディスやマクーツの停滞がなくなるなどこれまで以上の完成度が見られる箇所もあり、種目別決勝ではどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。
Dota2の近況
Dazzleがメタから外れて以降MMRは3400前後で停滞している。現在の7.29もAghanim's Shardの導入によりDazzleが強いメタに見えるが、TI10のRegional Qualifierでは1回も使われなかった不名誉な11体のヒーローに名を連ねてしまっている。単純にスキルが弱いという評価らしい。以前の栄華を支えたNecronomiconは削除されてしまった。そうなるとPoison touchのダメージを延長するためには自分で殴らなければいけないし、Shadow waveを跳ねさせてダメージをかさ増しすることもできない。
あらゆる勝負事に言えることだが、やはり受け身の戦術は弱いのだ。というよりは受け身の戦術が強いゲームは面白くないから弱くなるように調整されるのかもしれない。スマブラシリーズを見ると、着地キャンセルで着地隙が0をできた64は攻撃側有利のコンボゲー、着地隙が半減されるDXは競技性の高さで長く楽しまれ、着地キャンセルが廃止され防御側有利が明確になったXはあまり競技としては盛り上がらなかったように思う。
最近あまりスマブラDXの競技シーンを追えてないんだがM2Kとかってまだ現役でやってるんです?
料理
体重増加を目指して食事管理アプリ「あすけん」を使っていた時期があった。これは期間限定で使えていた有料限定機能が使えなくなると途端に使いづらくなってしまって、既に傾向はつかめていたので記録はやめてしまった。
単純に摂取カロリーが少なすぎるというのと、ビタミンが取れていないのが問題だった。「もっと食え、野菜も食え」という話だ。これを受けて自炊の強化が少しずつ進行しており、最近ではグリコの『バランス食堂』シリーズのような惣菜の素を活用し、3日分程度を作り置きしている。
3日に1度、切って加熱するだけの簡単な調理で済むので簡単だし、一応栄養バランスも良いということになっている(本当かよ?)。単純に味が良いのが素晴らしい。切って焼くなんてそうそう失敗しないし、味はプロが調整してるんだから。
最近の悩みは鉄フライパンの劣化だ。ちゃんと調べたとおりに油をなじませてもすぐ油膜が失われて、欠けた表面にサビが発生する。何がいけないのか。
物欲
最近ガジェットを買ってないのでなにか欲しいという漠然とした欲求がある。候補はディスプレイ・iPad・PCメモリかな。
ディスプレイは既に3枚あってどれも本来の機能は申し分ないのだが、一番の安物であるBenQ製のディスプレイの基盤周り?の作りが甘いようで、入力切り替えに頻繁に失敗してディスプレイの再起動が必要になる。と言ってもそれほど困ってるわけでもなく、優先度は低い。
iPadは5年前に中古のminiを買ったやつがある。だいぶスペックが厳しくなってきており、ブラウジングが遅い。ストレージもカツカツで頻繁にKindleのダウンロードデータなどを消さねばならない。ただ買うとあまりにも高いのでなかなか踏ん切りがつかない。
PCメモリはいつだって欲しい。今のPCを組んだときは最悪の時期で、8GBx2が2万円以上した。今はその半額程度か。ブラウザが無限にメモリを食うのと、Dota2が最近メモリ不足に起因してそうな読み込み遅延を見せ始めているのが気になっている。ただ、いまさらDDR4-2666を買うの?というためらいがある。
楽しんでない?
いろいろ書いてみるとそれなりに楽しんでる気もしてきたな。ただこれは本当に楽しんでいたのか、感情を文字に押し込める(そう、押し込めているんですよ?)過程で自分は楽しんでいると自分に信じ込ませているだけなのか、わからない。