終電チャレンジ

内定先の懇親会があった。面白そうな部署の面白そうな話を聞くことができた。

そのあと近くの映画館で映画を見てきた。終了時刻が24時だったが、まさか終電がない時間に終わる映画はなかろう(明らかなレイトショーを除いて)と思って調べずにチケットを買った。

結果としては、結構危なかった。終電の5分前にホームについた。

それにしても、Macでなにやら作業しながらホームのベンチで終電を見送ったあの人は何者だったのだろう。

ぐぎぎぎぎぎ

使い慣れたものの感覚を捨てて新しいものに慣れようとしているときの僕が発する音。

2017年春からVirtualboxでUbuntuを使っており、2018年1月からはメインPCもUbuntuにした。ずっとUnityデスクトップを使ってきた。2018年春にUbuntu18.04がリリースされ、7月末には16.04からのアップグレード機能が提供された。

16.04は2021年までサポートされるが、僕は新しいものが好きだし、飛び移るときの高低差が小さいうちにどんどん新しいものに移っていくことが時代に取り残されないために大切なことだと思うので18.04にアップグレードした。

OSの機能としては特に変化は感じない。性能やセキュリティが若干向上しているらしい。大きく変化したのはデスクトップ環境だ。UnityからGNOME3に変わった。タイトルバーやらトップバーが無意味に空間を占拠していることに憤りは感じているが、空間の効率的な利用は絶対的な善なのでGNOMEにもやがてLIMが導入されるだろう。

GNOMEには多彩な拡張機能があるが、ちゃんと動かないものや組み合わせると動かないものなどがあり、気持ちが悪い。「拡張機能で自由自在」というのはよくない。ユーザーが好き勝手に拡張機能を作るということは、それらの間で爆発的に増えていく組み合わせのパターンを管理する人間がいないということだ。バニラが一番不愉快なエラーに遭遇しにくいし、だからこそバニラの使い心地こそが重視されるべきだ。

これはChrome拡張でOperaのスピードダイヤルを再現したものだ。見ればわかるが、右端に隙間がある。設定上は「4列」にしてあるにもかかわらずなぜか3列+空き列になる。実はさっきまでこの現象は直っていたのだが、GNOMEのbuggyな拡張を全部消したら戻ってしまった。ままならない。この左右非対称性にはいつまで経っても慣れない。気持ちが悪い。

今日は実験プログラムの最終調整(いつまで最終調整してるんだ)をした。同期が学部生向けの授業で使う実験プログラムをつくるらしいのだが、どうやらいつ誰が作ったかもわからない、ソースコードも残されていないプログラムを作り直す案件らしい。悲しい話だ。メンテナンスする人間がいなくなり、する方法も失われたプログラムの末路は死しかない。

明日は内定者懇親会ということで、内定先の金で銀座のうまい飯が食える。どうせなら映画もなにか見に行きたいところだ。

アルゴリズム

※この記事は『WHITE BELG』を飲みながら書かれた。

実験を実施するにあたってプログラムの最終確認をしていたら、アルゴリズムがおかしいところがあった。修正しようと思ったが、どうもスマートにいかない。難しい。

隣の研究室で実験用PCが壊れた。聞くと7年目とのことなので仕方がない。中のデータを取り出したいそうだが、たぶんHDDを引っこ抜いてSATA-USBケーブルで繋げばいけますよと伝えた。

研究室ではthinkpadのキーボード、自宅ではBaroccoピンク軸を使っているが、どちらも素晴らしく甲乙つけがたい。thinkpadのキーボードの良さはストロークの浅さと反発の良さで、底までバシバシ打ち込めて気持ちいい。Baroccoピンク軸は押した強さに比例する反発力があり、底まで押し込まなくても反応するので非常に軽いタッチで入力できる。これはこれで気持ちが良い。

下のUI心理学を書きながら気づいたんだが、GNOMEのアプリケーションメニューを表示しないという仕様クソすぎない?Kritaでまったく何もできないんだけど。どういうこと?

今日のUI心理学

2.1 近接の要因

距離の近いオブジェクトはグループとして知覚される。これから先いくつかのグループ化の要因を取り上げていく。ゲシュタルト心理学ではそれらがグループとして知覚される理由を「よいまとまり=プレグナンツを構成するから」と説明するが、説明になっていない。多くの興味深い現象を発見したにもかかわらずゲシュタルト心理学という枠組み・流派が現在では廃れているのはこのためだ。

 

実験をするぞ

※この記事は『極搾り ピーチチューハイ』を飲みながら書かれた。

予備実験、学会発表を終えたのでいよいよ本格的な実験に入る。

今日はgoogleフォーム・スプレッドシート・カレンダーをフル活用して予約システムを構築した。最初はwordpressのプラグインでやろうと思っていたが、ゴミの山の中から使えるプラグインを探す手間が面倒になったので別の方法を探したらこの方法が見つかった。google様はすごい。

実験参加者にド鬱日記を見せるのはよろしくないという判断から、過去の日記が目に入りにくいようにホームページのメニュー構成を変えた。積極的に調べて見つけた人には隠すつもりはない。

明日は実験プログラムの最終調整をして、各所に実験参加者募集のお知らせを流すまでいきたい。目標は9月7日までに40人だが、どうなるか。卒論のときは友人に片っ端から頼んだが、今は卒業している友人が多い。難しいだろう。

今日のUI心理学

1.4はつまらないので飛ばす。2章はゲシュタルトの法則について述べられている。具体的なゲシュタルトの法則に入る前に、心理学史の講義にしよう。

ヴントがライプチッヒ大学に心理学実験室を開設した1879年が「科学としての心理学」の始まりと言われる。ヴントは自分の心の動きを自分で観察する内観法を用いて心を構成要素に分解する構成主義を志向した。

1910年にウェルトハイマーは、静止画像を続けて見ると動いているように見えることを発見した。画像Aと画像Bしか見せていないのに動きという第3の知覚が発生するこの現象は、動きに直接対応する知覚要素が存在しないという点においてヴントの構成主義を否定するものだった。

この発見に端を発して、ウェルトハイマー・ケーラー・コフカらは個々の刺激が作り出す全体的なまとまり(ドイツ語にすると「ゲシュタルト」)のはたらきに関する研究を深めていく。これがゲシュタルト心理学である。

続きは明日。

参考文献:梅本堯夫・大山正(1994)『心理学史への招待 現代心理学の背景』(新心理学ライブラリ15)サイエンス社

学会3日目

※この記事は『アサヒ スーパードライ』を飲んで書かれた。

今日はポスター発表日だった。多くの人が来てくれてアドバイスを受けてありがたかったし、それ以上に「面白い」とストレートに褒めてくれる人が多くて、嬉しかった。

マストドンを立てた記事を書いた。

学会も終わったことだし深夜に不健康なラーメンを食いに行こうかと思ったが、アニメの時間だったので諦めてお菓子を買って帰った。しかしお菓子を食べながらアニメは1時間後だと気づいて悲しかった。開放感と空腹感の中で深夜にラーメンを食うという条件を揃えるのは難しい。

学会2日目

ポスターセッションでは面白い研究が多く、やっている人たちも楽しんでいるのが伝わってきた。研究は楽しい!研究は楽しい!楽しい!楽しい!

Mastodonは立った→animedon.chao.tokyo

僕もあなたも逮捕されない範囲内で好きに使ってください。

立てたけどそんなに使わなそう。2018年8月20日現在のMastodonの立て方にはとても詳しくなったので、この情報の価値が高いうちにまとめておきたい。立ったあともCSPとか画像・動画のサイズ上限とかメールとか適切に設定しないと上手く動かないのでなかなか難しいぞ。立てる順番が違うと壊れるというDockerにあるまじき事件まで起きたからな。

次はフロントエンドの改造に着手したい。自動ハッシュタグ挿入機能と公開範囲設定保持機能。

学会初日

※この記事は『氷結 アルフォンソマンゴー』を飲みながら書かれた。

今日は学会初日だった。話を聞いて写真を撮った。明日はポスター。昼食をどうしようか。会場の大学は綺麗だ。アニメの聖地の近くだったので見てきた。

自宅PCのUbuntuを18.04にアップデートしたらペンタブレットのマッピングが壊れてしまった。
xinput set-prop "デバイス名" --type=float "Coordinate Transformation Matrix" 1 0 0 0 1 0 0 0 1
これが通らない。
X Error of failed request: BadMatch (invalid parameter attributes)
Major opcode of failed request: 131 (XInputExtension)
Minor opcode of failed request: 57 ()
Serial number of failed request: 19
Current serial number in output stream: 20

だそうだ。

エラーメッセージでググってもデバイス特定の解決法が記述されているばかりで参考にならない。xinput listxinput list-props "デバイス名"でちゃんとデバイスが認識されていること、座標変換のオプションが存在することは確認済み。

遭遇

『ペンギン・ハイウェイ』を友人と見に行ったら、他の友人と偶然出くわした。東京は狭い。

明日は学会。と言っても初日は出番はない。昼に行ってお話を聞いて、領収書をもらって写真に写って帰ってくる。

Mastodonは立たない

徹夜で作業して今から寝るぞ!寝るぞ!という状況。

どちらか選べるなら僕も昼作業して夜寝たいんだが、選べる立場ではないので。

ほな。

大分無理

おおいたではない。僕は特に大分県に関わりはない。正直に言えば場所も正確には覚えていない。小学生の頃には都道府県の場所は覚えていたし、県庁所在地も主要な山河も覚えていたが、もう忘れた。

今日は大分辛かった。長く研究室にいても進捗は微々たるもの。特に進められない理由があるわけではないが、集中できない。食堂で食うものは選べないし、階段は登れないし、いつもはなんとも思わない暗い廊下が怖いし、なんでもないことでものを放り投げて暴れたくなるし、帰り道は自転車で小さい子供を轢いてしまえば救われる(何から?)のではないかと考えていた。

自分が病気なのかどうかはどうでもいい。真っ当なことを考えて真っ当に作業を進められるようになりたい。昔のことが思い出せない。僕は普通に生きていた気がするんだが。

今日のUI心理学

1.3は目標によって知覚が変わるという話。元気がないので有名なアレを貼って終わりにする。白のチームが何回パスするか数える。

人間、見ようと思ってないものはマジで全然見えてない。注意の「目標の情報処理を加速する」という機能はそれ以外の情報処理を切り捨てることと表裏一体だからだ。「change blindness」「choice blindness」でも面白い現象が見つかるのでググッて。