実験をするぞ

※この記事は『極搾り ピーチチューハイ』を飲みながら書かれた。

予備実験、学会発表を終えたのでいよいよ本格的な実験に入る。

今日はgoogleフォーム・スプレッドシート・カレンダーをフル活用して予約システムを構築した。最初はwordpressのプラグインでやろうと思っていたが、ゴミの山の中から使えるプラグインを探す手間が面倒になったので別の方法を探したらこの方法が見つかった。google様はすごい。

実験参加者にド鬱日記を見せるのはよろしくないという判断から、過去の日記が目に入りにくいようにホームページのメニュー構成を変えた。積極的に調べて見つけた人には隠すつもりはない。

明日は実験プログラムの最終調整をして、各所に実験参加者募集のお知らせを流すまでいきたい。目標は9月7日までに40人だが、どうなるか。卒論のときは友人に片っ端から頼んだが、今は卒業している友人が多い。難しいだろう。

今日のUI心理学

1.4はつまらないので飛ばす。2章はゲシュタルトの法則について述べられている。具体的なゲシュタルトの法則に入る前に、心理学史の講義にしよう。

ヴントがライプチッヒ大学に心理学実験室を開設した1879年が「科学としての心理学」の始まりと言われる。ヴントは自分の心の動きを自分で観察する内観法を用いて心を構成要素に分解する構成主義を志向した。

1910年にウェルトハイマーは、静止画像を続けて見ると動いているように見えることを発見した。画像Aと画像Bしか見せていないのに動きという第3の知覚が発生するこの現象は、動きに直接対応する知覚要素が存在しないという点においてヴントの構成主義を否定するものだった。

この発見に端を発して、ウェルトハイマー・ケーラー・コフカらは個々の刺激が作り出す全体的なまとまり(ドイツ語にすると「ゲシュタルト」)のはたらきに関する研究を深めていく。これがゲシュタルト心理学である。

続きは明日。

参考文献:梅本堯夫・大山正(1994)『心理学史への招待 現代心理学の背景』(新心理学ライブラリ15)サイエンス社

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