※僕はIngressを1年、ポケモンGOは1週間ほどプレイした。あと僕はドワンゴの利害関係者だ。
テクテクテクテクが発表された。
位置情報ゲームのビッグタイトルIngressからは5年遅れ、ポケモンGOからは2年遅れであり、位置情報ゲームはもう新しくない。そのタイミングでこれを出してきた狙いはIngressの徹底的なローカライズのようだ。
興味深いのは予約塗り機能だ。高速移動中でも通過したエリアを予約状態にでき、あとから塗れる。Ingressは高速移動中は操作が制限されるので車や電車で通勤している間はなにもできない。本格的にプレイしようと思ったらIngressのために外出して歩き回らねばならない。IngressはGoogleハングアウトを中心にしたコミュニティが形成されており、大規模イベントから簡単な情報交換まで交流が豊富だ。テクテクテクテクではソロでスキマ時間を利用したプレイがやりやすいというのは面白いが、忙しく人間関係に奥手な日本人に合わせてこのような仕様になったのだろうかと思うと悲しい。
プロモーションムービーでは人気キャラクターとのコラボがプッシュされていた。262秒のPVのうちに48%にあたる127秒をコラボキャラクターの紹介に割いている。
- サキエル(新世紀エヴァンゲリオン)
- 小林幸子
- ポプ子&ピピ美
- 大原優乃
- シン・ゴジラ
エヴァのサキエルやシン・ゴジラはコンセプトに合致していて面白いが、これらに並べて小林幸子やポプテピピックを出してくる辺りに「ニコニコの文化に浸っている人間を狙い撃ちする」という強い意志を感じる。先日発表されたARTILIFEはシステムやビジュアルからテクノロジーに裏付けられた新しさへの意欲を感じたが、こちらはかなり過去の遺産を重視しているようだ。
大原優乃はグラビア女優で水着で登場する。MCが「水着をビルで遮蔽すると裸に見える」とか言い出して完全にブチギレた。本当に下らない発言だし気持ちが悪い。男子校じゃねえんだよ。いや、男子校センスの持ち主に向けたゲームですよというアピールなんだろうか。
公開されたらプレイしてみようと思うが、今使っている安物のスマホはGPSでかなり発熱するのであまり快適にはできなさそうだ。