妄想をデカい声で語る連中

※この記事は『のどごし生』を飲んで書かれた。

社会学とか現代思想、評論家みたいな肩書の人間は警戒している。自分が見聞きした現象はものすごい大きな現象の表層であるというような妄想を逞しくしている、単なるフィクション作家だ。風車と相撲でもしてろ。

物事はそう簡単には明らかにならないにもかかわらず「わかりやすく」「おもしろい」ストーリーをでっち上げることであたかも自分が最もよく世界を理解しているかのように吹聴している人間を許すな。それこそが知への冒涜にほかならない。

人間は特に自分の心のことは自分でよくわかると錯覚しがちだが、心理学は実証的な研究を100年間積み重ねてそう単純ではないと主張してきた。きちんと調べてみないとわからない物事を感覚であっさりと言い切る人間を僕は信用しない。

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