※この記事は『のどごし生』を飲んで書かれた。
今日はコミケに行ってきた。たぶん4回目くらいだと思う。早朝から欲しいグッズのために並ぶような廃プレイではなく、午後から行って1時間くらい興味のあるエリアをぶらついて無駄金使って帰るだけなので簡単。
ただ、遅く行くと行きの混雑は避けられても帰りの混雑は避けられない。ゆりかもめの車内で優先席の目の前まで押し込まれて、座っている人を潰さないために15分間ずっと吊革で斜め懸垂をすることになり辛かった。あの異常な混雑はなんとかならないかと思うが、そもそも人が集まることに意義があるイベントなので人の輸送の混雑は避けられないだろう。
ゆりかもめは好きだ。都市の間を縫って空中を進んでいくのは爽快感がある。M1の終わり頃だったか、研究が嫌になって脱走してゆりかもめでお台場に行ったことがある。そのときにはお台場のショッピングセンターのちょっといいハンバーガーショップで窓からライトアップされたレインボーブリッジを眺めながら、その窓に映る自分の姿を見てどこまで逃げても僕は僕でしかないのだなあと思った。
やるべきことから脱走してどこかに行くのはなんとも言えない趣がある。どこまででもいけるような気がするが、その実どこかに行く勇気なんてない。自分を縛り付ける社会の鎖の強度を確認するために少し叩いてみるという程度の意味しかない。