僕は24歳だが、既に若くないと感じることが多くある。昔好きだったコンテンツを繰り返し摂取している自分に気づくたびに嫌な気持ちになる。人は中学生の頃に聞いた音楽を一生聞き続けるという説にも抵抗したくて、Spotifyでなにか聞こうと思ったときは必ずニューリリースから選ぶようにしている。
だが、若くありたいという欲望を抱く自分自身も嫌いだ。裏側には老いたくないという気持ちがあるわけだが、一歩間違えば年齢が上の人間をひとくくりにして「老害」と蔑むエイジズムに転落する。中学・高校の頃に比べれば今の生活は自由で気に入っているが、それでも若さへのあこがれを捨てられないのはもはや生物としての本能なのかもしれない。
コンテンツ業界は若者を取り入れなければいけないとなんとなく思ってきたが、実際のところどうなのだろうか。世の中には若者を対象にしていない商売だってたくさんある。本質的に人生に必要ないものを売る業界だからこそ、好きという気持ちを植え付けやすい、つまり新しいものを取り入れやすい年齢の人間以外は買ってくれないってことだろうか。
「好きという気持ちを植え付ける」という表現はなかなか本質っぽさがあるけど、全く興味がない動画を24時間見せ続けたらそれを好きになるかと言うとそれも謎だな。「各個人の持つ好きの種を発芽させる」とか?それで年齢が上がるごとに発芽しなかった好きの種は次々腐っていく?
わかんない。頭の中で考えてもわかんないですね。誰か教えてください。誰が詳しい?