LMMSでLinuxDTM

好きな曲を耳コピして遊ぶことがある。Windowsを使っていた頃はDominoを使っていたが、Linuxでどのソフトが適任かわかりかねていた。現状の結論としてはLMMSが良い。

LMMSはaptで入る。

sudo apt install lmms

特別最新版にこだわる理由がなければこれでよい。

LMMS初心者がつまづくのは音源だ。LMMSのデフォルト音源はよくない。なぜか入力と音高がズレているし、単純に音が悪い。プラグインのsf2 Playerを使ってフリー音源を読み込む。僕はFluidSynthとSGM-V2.01を入れた。

ググればそれぞれの.sf2ファイルが見つかるので、ダウンロードして~/lmms/samples/soundfontsに置いておく。

左端のバーからInstrumental pluginsを開き、sf2 Playerをソングエディタにドラッグする。するとトラックが追加されるのでクリックしてプロパティを開く。

FILEの右にあるフォルダマークをクリックし、先ほどダウンロードした.sf2ファイルをインポートする。その後PATCHの右のスパナのマークをクリックして音色を選択する。ソングエディタの黒い四角が並んでいるエリアをダブルクリックするとピアノロールが開き、後はDominoと同じ感覚で入力する。弱点はピアノロールに複数のトラックを表示できないことだ。

WindowsでできていたことのほとんどはLinuxでもできるが、DTMだけはできていなかった。しかしLMMSはきちんと使いこなせばDominoと同等のことはできそうだ。

なんでもかんでもLinuxでやるおじさんの次の目標はSteamゲーム『Hand Simulator』をやることだ。脳による身体のコントロールはそれなりに学んできたので、その過程を全部バラして自分の体を動かすことがどれだけ難しいかを再体験するゲームとして興味を持っている。

Steam Playを有効化すれば起動は可能なのだが、おそらくフォントの問題で文字が全く表示されず、ゲームを開始できない。

あと一歩のところまで来ている感じはする。以前は起動前のオプション画面ですら文字がなかったが、今は表示されるようになっているので改善も進んでいるようだ。

Linuxの未来は明るい。

 

河原の石をひっくり返すとなんか気持ち悪い虫がいっぱいいる

それと同じようにツイッターも物議を醸しそうなツイートのリプ欄を見ると異常者がいっぱいいる。世には僕と同じ一票を持った異常者がこれだけいるのかと思うと気が遠くなる。

もう隠す必要もないと思うが、僕はそういう人間を見下しているし、消えてほしいと思っている。自分と意見が合わないから消えろというわけではない。ものを知らない・調べない・嘘でも気にしないというような人間が許せない。あとついでに僕の生命・財産・社会的地位を脅かす人間も(これは誰でもそうだろう)。

実際に人を「消す」と国家によって僕が殺されるので我慢しているが、ツイッターの提供する機能を使って実質的にたくさんの人を消している。この国だけでも1億人以上、この地球には75億の独立した思考体が存在しているなんて信じられないし絶望的な気持ちになる。人が人を簡単に殺せる以上、この75億のうち誰か1人でも僕を殺したいと思ったら僕は死ぬ。それにうまい具合に協力しないと今度は気候変動とか核戦争とかで全員死ぬ。何もしなくてもあと50年くらいで死ぬ。この世界で生きていける自信がまったくない。

そろそろお気づきかと思いますが、異常者は僕だよ。

※この記事はいろんなビールを飲んで書かれた。

今日は友人宅で鍋をした。鍋は優れた料理だ。既製品のスープさえ買ってくればあとは任意の食材を切って放り込むだけで美味しく食べることができる。これは男の料理ポイントが高い。

が、今日ははしゃいで酒を飲みすぎた。絶対量としては大した量ではないが僕は許容量が少ないので辛い。

ダラダラ風邪

※この記事は『麦とホップ』を飲みながら書かれた。

東京に戻った頃からずっと朝に喉が痛み、鼻水が出る。ここ数日急に寒くなっているので風邪だろう。サクッと治したいのだがそう簡単にもいかない。

今日はボスの研究仲間が来日して大学院生向けにトークしてくれた。学習の話だ。我々は一度何かを学習すると、しばらくそれを使わなくても学習の結果は保持されており、再び使うときに素早く適応できる。このように「使わない学習結果をとっておく」機能はどのように実現されているかというのがテーマだった。この問題への回答となるモデルを提案したうえで実験参加者に3種類の学習を行わせ、モデルが正しければ生じるであろう結果のパターンを提示し、実験結果もそうなったという論法だった。

トークは英語だったが、心得がある領域の話ならそれなりにわかるし質問もできる。これは大事なことで「この領域の話ならそれなりにわかるし真偽の判断ができる」というものを持つことは大事なことなのだと思う。高須克也だって医療の話は間違えない。

氷解

1・2年の頃少し関わりがあり、嫌いだった人間がいる。特に遠ざけようと意識せずとも自然と関わりはなくなり、この1年間では彼のことを考えた回数は5回くらいだと思う。

そんな彼のブログが他人からシェアされてきたのでざっと読んでみた。大学生活にひどく苦しみ、ドロップアウトしそうになっているらしい(このタイミングでこう書けばもう誰のことかわかるかな)。文章からにじみ出る苦しみがあまりによく理解できる、言ってみれば僕も一歩間違えばそうなっていたかもしれないと感じさせるもので気持ちが沈んだ。

絶望のこもった文章の中にも彼を嫌いだった理由を思い出すような高慢な物言いが数カ所あって本当に彼が書いているんだなあという感慨があり、でも切迫した苦しみは伝わってくるのでそれはなんとかして解消してほしいという祈りもある。彼への嫌悪はもうない。

最近の口癖は「大学(研究)は人を壊す」だ。大学には多くの落とし穴があって、人間関係でセーフティネットを作りにくいタイプの人間は割と小さな穴につまづいて転んで頭を打って死んだりする。幸いサークルには多少つまづいても平然とまた歩きだしているタフな人間が多いので、取り返せない失敗などないという信念を心の支えにしてなんとか修論提出までは辿り着けた(合格するかは知らん)。しかしそれ以外を見てみると大学にはいつの間にか消えている人が結構いる。自分の意志で通っている贅沢品としての高等教育なのだから、本人の意志が弱ればサポートを受けられる可能性も減っていく。

うまくまとまらないな。彼のように上手い文章は書けない。彼の嫌いだった部分がいまだに彼の中にあることは文章を通して確認できた。そして彼が大学で抱えている苦しみはとても良くわかる。彼の欠点がその苦しみを引き起こしているのであれば、つまり僕も彼と同じ欠点を持っているのかもしれない。かつて彼を嫌いだったのは、彼の中に僕自身と共通する醜さを見つけたからだったのかもしれないと思った。

掃除機

予告通り今日は掃除をした。学生室は土足のうえに床が黒いマットなので汚れが目立つので気づいたときに掃除機をかけている。今日もそうしようと思ったのだが、かけ始めてすぐにとなりの部屋で実験をしていることに気づいた。学生室と隣の実験室は壁ではなく開かずの引き戸によって仕切られているので音が通る。実験室としては致命的な欠陥だと思うのだが、部屋が無限にあるわけではないので仕方がない。ただでさえ心理は実験室の必要性から文学部の中では異様に多く部屋をもらっている。

結局掃除機は実験が終わってからにした。自分の修論が終わったが、今度は学部生の卒論が大詰めだ。僕のひどいスケジューリングを真似してはいけない。

片付け

明日からは修論の片付けをする。諸々の書類仕事を終わらせたり、データを整理したり、僕以外の誰でも実験ができるように説明を書いたりする。

ゼミもまだあるのでその準備もせねばならない。とは言っても修論と違って人間的スケジュールで達成可能だ。真っ当な人間なら修論も人間的スケジュールでできるのかもしれないが。

部屋の片付けもしたい。手始めに明日の朝ゴミを捨てることだ。

日本海デビュー

鳥取砂丘に行った。「ただの観光地」「思ったより大したことがない」などの感想ばかり聞いていたので舐めてかかったが、大嘘だった。日本海の冷たく強い海風が砂(デカい)を巻き上げ、叩きつけてくる。前を見ることができない。靴・靴下・カバン・ポケットにまで大量の砂が入り込んでいた。もちろん髪にも。精密機械なんかまず動かせない環境だ。

思えば日本海を見るのは初めてかもしれない。いや、イギリスに行ったときに飛行機から見ていると言えば見ているんだが。出身が静岡で今は東京。旅行に行くのもすべてが太平洋側だったような気がする。太平洋側と日本海側の間には山間部があり、そこにも多くの人間が暮らしている。電車でそのエリアをどうやって越えるんだろうと漠然と思っていたが、トンネルだ。当たり前。

WordPressが5.0にしろって言うのでした。投稿画面がテキストエディタではなくブロックを配置しそこにテキストや画像をはめ込んでいく形式になった。マルチメディアをより自然に文章に溶け込ませられるようにするのが目的だろうか。

編集画面

投稿しようとしたところ、これまでに使ったことのあるタグを一覧表示する機能が消えていた。これではその都度思い出さないと書けないじゃないか。

鳥取の酒

※この記事は『弁天娘』『鷹勇』『しずく』を飲んで書かれた。

三宮で妹と会ったあと、特急で鳥取まで来た。瀬戸内海側から日本海側へ行くルートが想像できていなかったが、普通に山の中をいくつもトンネルをくぐって行った。

今日の鳥取は寒い。小雨と冷たい風に苦しめられながら高砂屋に行った。古い商人の家が保存されている。その後銭湯で温まり、宿に来た。宿はいわゆるホステルというやつで安いがプライバシーがない。一泊だけなのでいいだろう。ホステルで紹介された飲み屋で夕食をとった。欲張りだからいろんな酒を飲みたいが、肝臓の性能は劣っているので難しい。結局冒頭の三種のセットでひどく酔ってしまって現在進行形でつらい思いをしている。

明日は砂丘、白兎神社、仁風閣あたりを見て、約束の人と会ったら帰る。

西へ

学会が終わったが、大人しく東京に帰るのではなく西へ突き進む。鳥取まで行く予定だ。

電車に揺られている時間が長くなりそうなので読む本を募集している。大阪まで来るときは『青少年のための小説入門』を読んだ。序中盤で積み上げたものをうまく使えないまま勢いで終わってしまった感じがあって惜しかったが、心に残るワンシーンがあったのでよしとしよう。

小説の書き方を書いた小説というのはつまりアニメの作り方を描いたアニメであり、漫画の描き方を描いた漫画でもある。メタ創作ジャンルとでも言うのだろうか。僕はクラシック音楽が好きなので「アーティストは作品で語れ」信仰が強い。メタ創作ジャンルなんて言ってみれば「◯◯だけど質問ある?」系スレと同じで、自分の知っていることだけで書けてしまう。自分が他人と違う点を面白おかしく切り売りするだけなら誰だってできるだろう。