夏の終わり

今日も洗濯に出かけたが、いい天気だった。日が照っていて肌が焼ける感覚もあるが、まったく不快ではない。空気がかわいていて、一歩間違うとすぐに寒さを感じる天気に変わってしまうような不安定さ、ギリギリのバランスを感じた。

いよいよ夏が終わろうとしている。このような季節の境界にいると、夏と冬というまったく違う世界を半年ごとに行き来しながら生きていることが信じられなくなる。

それにしても、この土日も結局何もしなかったなあ。月曜はいろいろ取り返さねば。なんだかんだ言って休息が必要だったということだろう。今朝は何やら異様な夢を見て目覚めてもこれが現実かなかなか判別できなかった。これもまた中途半端な季節の仕業かも知れない。

私が生きるこの世界、現実というのはそれほど安定しているものではない。ふと昔読んだ本を思い出した。『クレヨン王国 水色の魔界』だ。『クレヨン王国』シリーズは児童文学の傑作だが、これはその中でも異常な作品だ。はっきり異常と言っていい。人間に捕らえられ食われる魚達の「針が痛い」みたいな生々しい苦しみが表現されている。

昔好きだったコンテンツを振り返るのは基本的にはろくでもないことだが、それを掘り返すことで過去と現在の自分の差分が明らかになったり、自分が今の状態になった源流がわかったりするので面白みもある。久しぶりに読んでみようかしら。かつては母が月に2回図書館に通って大量の本を借りてきてくれたものだが、今はワンクリックでkindle版が買える。いい時代だ。

白浜坂高校合唱同好会演奏会「歌おう!いつの日も。」に行った

白浜坂高校合唱同好会

素晴らしかった。めっちゃ泣いてた。

歌が上手い

アマチュア合唱団とは思えないレベルだった。音程も音量も不安がない。音量があると音に強弱をつけやすくなる。そして適切に強弱をつけることでフレーズは聞きやすくなるし、楽曲全体の構成も把握しやすくなる。アニメソングはワンコーラスで完結するように、そしてサビだけでもアピールできるように全力and全力で歌われるが、合唱版では構成を意識して丁寧に盛り上げていてよかった。

音程や音量を自在に操るフィジカルを作ることも、その表現を団全体で統一することも一朝一夕にできることではない。取り上げる曲がアニメ曲だろうが何だろうが関係なくて、アマチュア音楽家としてまずそこに敬意を表する。

編曲がいい

いいんだよなあ。印象に残っているのは『光るなら』と『P.A.WORKSメドレー』。

『光るなら』の編曲は田中達也さん。原曲のサビは強拍の先取りを連打する勢いの良い音型になっているが、合唱版ではピアノがリズムよりも横の流れを重視した裏メロディを演奏していて原曲とはかなり違う趣になっている。このように曲の魅力を新たに開拓するような編曲は良い。コードも原曲とは違うシャレオツコードが仕込まれていて、原曲の同じ音型を繰り返す元気の良さとは違う、音楽が展開していく面白さが生まれている。

『P.A.WORKSメドレー』の編曲は名田綾子さん。

伴奏が連弾になっているのがとてもいい工夫だった。合唱の伴奏となるとリズムやベースなどどうしても必要となる音があって、手が2本しかなければ原曲の音を減らさざるを得ない。しかし伴奏を連弾にすることによって手が4本になり、原曲を徹底再現したりアレンジしたりと自由度の高い充実した伴奏になっていた。メドレー形式なので曲と曲の間をピアノがつなぐのだが、その部分がどれも聴かせる演奏で良かった。

構成もいい。『アンデスチャッキー』で緩めたあと『Bravely You』で緊張して、『虹を編めたら』で若さやそれゆえの苦しさを思い出して『Morning Glory』で自由なビートを感じて、最後に『ウィアートル』でそれも全部人生だねってまとめるのが良かったし、マキアという一人の人間に寄り添った『さよならの朝に約束の花をかざろう』の主題歌がソロではなく合唱という形式で歌われた瞬間、『さよ朝』という作品が全く違う姿に見えた気がした。

演出がいい

ちょっとテンション高すぎて不安になるくらいのMCだったり、TARI TARIの世界観を踏襲した演出だったり、どれも凝っていた。開演のチャイムが『心の旋律』だったのもニクい。演奏中も演奏の間も、まず演奏者が第一に楽しんでいることが伝わってきてこちらも楽しくなった。

よかった

よかった。とてもよかった。生で聴けてよかった。所沢は遠かった。

友達

※この記事は『チューハイ気分 グレープフルーツ』を飲んで書かれた。

今の僕は友達が少ない。1・2年生の頃は2つのサークルを掛け持ちしていて人間関係には恵まれていたが、3年生になるとキャンパスが変わる関係でどちらのサークルからも疎遠になってしまった。大学院生になると同級生は就職したり、他のキャンパスに行ったりしてさらに遠ざかってしまった。それと入れ替わりに研究室で過ごす時間は増大したが、同室の研究室のメンバーは僕含め去年2人、今年3.4人(1人は週2日なので)だ。

なぜこんなことを言い出したかというと、実験の参加者集めの過程で昔の友達に多く声をかけているからだ。「昔の友達」という言い方は微妙だが、かつては週に複数回会っていたのに現在では特に会う用事がなく、数カ月に1度偶然会うだけになってしまった人間を「昔の友達」と呼ぶのは間違っていないだろう。

学年が上がるに伴って状況が変化したのはそうだが、僕が友達と友達であり続けるための努力を怠ったのも現状の一因だろう。もう少し努力しておくべきだったと後悔している。

孤独は危険だ。イギリスには孤独担当大臣がいるとかいう冗談かマジかわからないニュースを聞いたことがあるが、下手をすると全く音声言語を使わずに1日が終わったりしてそれはやっぱりヤバいと思う。

一人暮らしもよくない。異性でも同性でもいいので、とりあえず一緒に暮らして精神を支え合える人が欲しい。人類史的にはそういう役割は異性がメジャーらしいが僕はどっちでもいい。

焼きプリンが安かった

※この記事は『極搾り りんご』を飲んで書かれた。

購買部では日替わりでお菓子が安くなっているのだが、今日は焼きプリンが安かった。好物なので嬉しかった。おわり。

※この記事は『本麒麟』を飲んで書かれた。

特に面白いことはなかった。実験を黙々とこなし、その他の作業はやる気が出ない。

帰ってからやろうと思ったこともやっていない。

うん。

人生だね。

通報

※この記事は『アサヒ クリアセブン』を飲んで書かれた。

今日はインターネットで法律に反した書き込みを見て不愉快な気分になったので、然るべきところに通報した。ネットを厳しくしていくのは本意ではないが、だからといってネットで現実ではできないようなことをして他人を傷つけるのは許されることではない。

友人に誘われ、週末は白浜坂高校合唱同好会演奏会「歌おう!いつの日も。」に行くことになった。合唱は本格的に学んだことはないが、高校の音楽の授業で多少声楽の指導を受けたことやNコンの上位演奏を聴きまくったことでなんとなく良し悪しはわかるようになった。声が大きければ上手い。これは冗談ではなくて、大きい音を出せるのはとても大事なこと。大きな音と小さな音できちんと区別をつけられることが音楽表現の豊かさにつながるからだ。

今日のUI心理学

3.2 桁数の多い数字

表示や入力の際は桁数を区切ったほうがいいよねという話。これは短期記憶の容量と結びつけて考えられるだろう。マジカルナンバー7という有名な研究では人間の短期記憶は数列にすると7桁くらいが限界だと言われている。種々の実験条件の違いでこの数字は変わってきて、4とかいう研究もある。

とにかく人間の短期記憶の容量はそのくらいなので、そこに収まるように区切るのは妥当だろう。

セフセフ2

まだ3日の36時です。

今日(3日)は大学に行く時間帯だけ雨に降られて損した気分だ。明日は降るのかと思いきや台風は関東には来ないそうで、祭りに参加できないような寂しさがある。とはいっても災害は無い方がいい。

初速

自分で立てたマストドンインスタンスに人がこない。マストドンの本来の意義は情報の発信や保管を人に任せないという点で、それは自分のインスタンスに人がいなくても問題はない。

しかしインスタンスをわざわざ立てたきっかけはツイッターのユーザーストリーミングの廃止だ。アニメを見ながら大量かつ高速にツイートするアニメ実況がやりにくくなった。マストドンなら今までどおりの使用感で実況ができると思ったんだが、自分一人しかいないインスタンスでは実況しても何も楽しくない。実況の醍醐味は一体感だからだ。

マストドンユーザーで他にアニメを実況している人間がいないか探してみたが、そもそも 探す方法がない。プロフィール検索は存在しないし、地道に大手インスタンスのトップページで公開されているタイムラインからアニメ実況している人を探したが、pawooに一人いただけだった。

ツイッターからマストドンに人を引き抜くためには、初速が大事だ。クラスタを丸ごと同時に引き抜かないと定着しない。そのための方法を何か考えるべきだった。

というわけでアニメ実況したい人のためのインスタンスanimedon.chao.tokyoをよろしく。

嫌になる

今日はアホみたいなミスで待ち合わせに失敗してとても悲しかった。東京で指定の場所に時間通りに到着するのは僕のようなグズには難しい。

『君の膵臓を食べたい』はつまらなかったです。

明日も大学に行く用事があるのだが、昼頃には済むはずなので帰って洗濯をして休もう。疲れている。

Mastodonに自動ハッシュタグ機能をつけた

アニメ実況時は同じハッシュタグで継続的にツイートする。よってハッシュタグを保持し自動的に付加し続けてくれる機能は便利だ。作った。

やたらとトゥートの反映が遅いのはサーバーがイマイチだからかな…

この機能追加はReact+Reduxの処理階層を知っていれば全然難しくない。まずハッシュタグ入力欄と、そこへの入力を処理するaction, reducer, stateを作る(全部compose-formのコピー)。さらにCtrl+Enterによるトゥートを処理するhandleKeyDownにShift+Enterによって発火する別ルートのトゥート投稿処理を追加する。これもトゥートボタンによって発火する処理をほとんどコピー。そのルートの最後にあるのがこれ。

const status = getState().getIn(['compose', 'text'], '') + ' ' + getState().getIn(['compose', 'preservedHashtag']);

これだけが実質的に意味のあるコードだ。興味のある方はコミットログをどうぞ。

1年前のドワンゴインターンではJavaScriptが全然わからず(わからなかったのはJavaScriptだけではないが)チームメンバーに教えてもらっていたが、今では自力で触れるようになった。