ヴァイオリンは12歳で始めて20歳までは頻繁に弾いていて、それ以降は練習場所がなくなってやめていた。最近やっぱりやりたいなという気持ちが強くなって、色々工夫しながら弾いている。騒音は繊細の問題なのであまり書かないようにするが、様々な場所で、様々な対策を取りながら練習している。しかし基本的にヴァイオリンはある程度響く屋内で弾くように作られているので、練習もそういう環境でできるのがベストだ。
ヴァイオリンは弾きたいが、それは日々練習して少しずつ身体的に上達していく趣味がほしいということであって、特に弾きたい曲はない。だからボウイング、スケール、練習曲をやっている。特に練習曲は『セブシック』をやることにした。これは左手をとことんいじめる~マゾ向け~ストイックで有名な教本だ。
僕のフォームには1つ問題があり、2の指のローポジション(A線におけるCナチュラル)から1の指(A線におけるH)に移行するとき、2の指に隣接した場所に1の指を置くことが困難で、一瞬手首をひねって手のひらをネックと平行に近づけないと1の指を正しい場所に置けない。昔からこの問題は認識していて解決しようとしていたが、うまくいかなかったしそれほど高度な曲は弾いてなかったので実害も少なかった。しかし特定の指の動かし方をするときに手首を連動させる必要があるというのは素早いフィンガリングを阻害するので、高度な曲を弾く際には問題になる。
調べてみると同種の問題に直面している人は少しはいるらしい。
- Trouble keeping first finger close to second
- How to play the F# in 1st position when 2nd finger is already on the G
(もしかしてお前の指太い?みたいなコメントがあって笑っちゃった)
本当は先生について見てもらうべきなんだけど、そこまで真剣にやれるかなあというのはまだ微妙なので自分で分析した感じだと、上りと下りで同じ手の形を徹底できていない、そもそも上りでもかなり無理な力で制御しているので柔軟性が足りていない、ということのようだった。そこで『セブシック』で徹底的な反復練習をして鍛えようということだ。
それはそうと、今日よく聞いてみたらG線でフォルテで鳴らしたときに楽器のどこかが変に振動して異音が鳴っていることに気づいた。自分でわかる範囲に原因はなかったので、そうなるとどこかのニカワが剥がれているという可能性がある。ヴァイオリンのニカワはつけ外しできるものなので致命的ではないが、修理に出すとやはりお金はかかる。
ヴァイオリンは結構維持費がかかる。前述のように分解・再組み立てができるものなのでちゃんと作られた楽器をちゃんとメンテナンスしていれば長く使えるのだが、消耗するパーツもある。たとえば弓の毛(ウマのしっぽの毛)は半年程度、弦は3ヶ月~半年程度で交換する。
ブログであまりヴァイオリンのことを書いていなかった。ブログを初めたのがヴァイオリンをやめたあとだったからだ。しかしヴァイオリンを再開してからの生活の潤いを考えると、やはり僕の人生には音楽が必要だったのだなあと思った。