普段はLTSしか使わないのだが、なんかやりたい気持ちになったので珍しく奇数系を入れてみた。
https://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu2304-ja-remix
をUSBメモリに焼いて(今はUbuntu公式でもEtcher使えって書いてるんですね、昔はUbuntuにUbuntuのイメージを焼くためのソフトウェアが付属していた気がするが)、PC再起動。
インストールの手順については、特に変化はなさそう。今回はLVM使用、ディスク暗号化をつけてみた。
gnome-text-editorで日本語入力できない
毎度の鬼門(と言いつつ、熱心な日本Ubuntuユーザーが結構情報を残してくれているので言うほどではない)。こちらのページが参考になった。
https://www.kkaneko.jp/tools/server/gnome_ja_input_method.html
注意点として、23.04では(正確には22.10から)はgeditに代わってgnome-text-editorというソフトウェアが入っている。こいつがfcitxとの相性が悪いのか、日本語変換が一切効かない(日本語入力モードに入れない)。シェルから開いてみるとこんなエラーメッセージが残されていた。
(gnome-text-editor:9858): Gtk-WARNING **: 03:13:56.134: No IM module matching GTK_IM_MODULE=fcitx found
意味はよくわからないのだが、fcitxを使えと言われているがgnome-text-editorがそれを理解できていないように見える。実際にはgnome-text-editorのリポジトリにこのようなエラーメッセージはなさそうなので、GTK自体に何らかの問題があるのかもしれない。
20230507追記
fcitxじゃなくてfcitx5を入れると問題が起きなかった。
vscodeで日本語入力時に確定するまで文字が表示されない
確定するまでは変換ボックスを見ないと入力中の文字が確認できず、Enterで確定すると一気にエディタ上に文字が追加される状態になった。これはUbuntu Softwareからデフォルトのsnapで入れていたのが悪いので、消してdebで入れ直したら直った。
bluetoothヘッドホンで音が鳴らない・途切れる・汚い
Linuxでbluetoothヘッドホンを使うのはコツがいる。僕が使ってるのはWH-1000XM4ね。
まず音が途切れるのはドライバのバッファリングが下手くそなせいなので、pavucontrol→出力デバイス→WH-1000XM4→高度な設定でLatency offsetを10msくらいにしてやる。ほんの少しでも設定してやるといい感じになる。
音が汚いのはコーデックがHSPになっているから。bluetoothヘッドホンの通信コーデックにはA2DPとHSPがあり、前者は聞く専用で高音質、後者はヘッドホンの付属マイクからの音声入力も可能だが音質は悪い。なのでA2DPに設定してやることで解決(これはbluemanからでも標準のbluetooth設定からでも、たぶんCLIからでもできる)。
音が鳴らないのは今回初めて遭遇した。HSPでの接続は可能だったがA2DPが選べなかったり、A2DPにすると音が鳴らなくなったりした。これは理由が不明だが、ペアリング直後にbluemanからA2DPに設定してやることで解決した。
ストレージデバイスのマウント
今回はなるべくGUIでやっちゃうのを目標にした。普段はストレージデバイスのマウントは/etc/fstabを手で編集してやっているが、今回は「ディスク」から。デバイス→パーティションを選択して、歯車マークのメニューから「マウントオプションを編集」でGUIからマウントを設定できる。ここで設定した内容がfstabに書き込まれていた。
やはり奇数系のUbuntuを使うのはエキサイティングだ。時間のあるときに限るが、楽しいんだこれが。
about gnome-text-editor, try installing “fcitx5-frontend-gtk4” with apt