2023年年末有給消化1日目 上野動物園/Smart Stay SHIZUKU/送別会

特にそうしようと意図しているわけではないのだが、なんとなくで有給を余らせて、消滅寸前の3月になってまとめて使うというのがここ数年の恒例になっている。

上野動物園

大学時代上野は行動範囲だったにもかかわらず上野動物園に行ったことがなかったので、上野に詳しい友人を召喚して一緒に行った。生憎の雨だったが動物を見るという点ではそんなに関係なかったかな。寒かったし動物を見るために回避不可能な水たまりがあったりしたのは辛かった。

上野動物園と言えばパンダ。思い返すと本物を見たのは人生で初めてかもしれない。父親と母子は別で飼育されており、母子は60分待ちなのに父はフリーパスで謎の格差がかわいそうだったが、とりあえず父親の方だけ見た。岩にもたれかかって後傾姿勢ひたすら笹をちぎって食べていた。ただのおっさんじゃん。屋外の展示スペースの柵はそこまで高くなく、ちょっと本気でジャンプすれば脱出できそうな高さに見えた。パンダ語を話せない人間に囲まれて閉じ込められているのにパンダは脱出したくならないんだろうか。僕は人間語を話せない謎の生物に閉じ込められたら脱出を試みると思うけど…

ワニも見応えがあった。とにかく大きい。水槽に入っているので檻に入っている動物よりも近くでよく見えるという補正もありそうだが、この巨体で歯も顎も強力なんだから怖いなと思った。

爬虫類・両生類に比べると哺乳類はよく動く。使えるエネルギー量が違うのだろう。アルマジロがずっと走り回っていたのは面白かった(病的なのかもしれないが)。

トラは見れなかったのだが、トラの保護にまつわる展示物は面白かった。トラもその他の草食動物も現地の住民も企業も(密猟者等を除けば)悪いことをしているわけではないが、結果的には経済成長を追い求める人間による環境の変更によってトラが割を食っている、そうして作られた油は間接的に日本人も利用しているということが説明されていた。展示物には無邪気な子供のアイデアとして「現地民は豊かな生活を追い求めるのをやめて自然と共生せよ」などという強火な主張も述べられていたが、これは当然「そうはいかないでしょw」という反応まで予期して載せられたものだろう。お題目で腹は膨れない。

14時頃に入園して16時30分には閉園、それより早く展示終了する動物も多かったので回りきれてはいない。まあそのくらいが丁度いいだろう。子供の頃は動物園はシンプルに見て楽しい場所だったが、動物に関する研究・啓発活動、動物と人間の双方の安全のためのいろいろな工夫など、すごく考えられた施設なんだなあと感じた。

Smart Stay SHIZUKU

友人と別れてSmart Stay SHIZUKU 上野駅前店で一休みした。僕はサウナーではないのだがサウナーの友人がよく行っているらしい。風呂で体を温めて、新聞紙で濡れた靴下を乾燥させながらのんびり漫画を読んだ。映画だけ見たにわかなので『SLAM DUNK』は1巻と最終巻を、その後アニメ放送中の『もののがたり』1巻を読んでやっぱりこれ面白くないよなと確認。

送別会

就職で関東を離れる後輩の送別会が上野であり、そのまま参加。仲間うちでよく使う中華料理屋で、途中から人数が増えても柔軟に対応してもらえるのでありがたい。この日も5人スタートで結局9人になった。上野は大学時代の友人が集まりやすい土地であり、これが僕があまり遠くには引っ越したくない理由の一つだ。

一次会が終わったあと、僕は大抵あっさり帰宅するのだが、この日は公園立ち飲みの二次会にも参加した。許容量を超えた2本目のビールを飲んで激しく振動していた。

最寄り駅まで帰ってきたらストリートミュージシャンが歌っていたので聞いてきた。僕はストリートミュージシャンが好きだ。歌唱力や作曲センスはメジャー歌手には及ばないことが多いが、そこで歌っているというのが大事なことだ。街には音楽があったほうがいい。結構長く居座って聞いたのでお金を払った。

帰宅したらお腹が苦しくなった。最近よくあることだが、飲酒で酔っ払って吐くとかではなく胃に来るのだ。胃液が逆流するような気持ち悪さがしばらく続く。こうなると水を飲むのも苦しいのでおとなしく寝ているのだが、そのまま翌朝になってしまうと脱水で普通の二日酔いになる。幸い復活して少しずつ水を飲んでから寝ることができた。

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