※この記事は『麦とホップ』を飲んで書かれた。
家賃が2倍ほどの家に越してきて1日生活したが、素晴らしい。優れた家の構造はアプリケーション開発に似ている。その心は疎結合だ。
以前住んでいた家は大きめの収納スペースが1箇所あった。これは全ての収納を集約できるというメリットに見えるが、実際は違う。1箇所に収納するモノが増えるほどそこから望みのモノを出し入れする手間は増大する。つまり収納は分散していたほうがいい。
今の家は台所にも洗面所にもそれぞれに収納がある。これがどれほど効果的なのか今日知った。台所で使うものは台所に、洗面所で使うものは洗面所に収納しておくことで探索効率が向上し、さらにモノを持って部屋の間を移動する必要がなくなる。モノを出し入れするコストが低減することでモノを使ってその部屋を手入れすることも簡単になる。台所のことは台所で完結するようになる。モノの場所が複雑に入り組んで生活が崩壊するということがない。
高い家は相応に良い。高い家に住み続けたいし、そうなると借家暮らしよりも持ち家の方が効率的になるかもしれない。