Dota2 The International 2019開幕

Dota2の最大の大会であるThe International 2019が開幕した。今年の賞金総額は35億円で去年より10億円も増えている。何があったんだ。優勝すれば16億円が手に入る。原資は主催者が出した金とプレイヤーがゲーム内アイテムを買うための金で、つまりこの賞金のうち1000円分くらいは僕の金だ。

1年間の中規模大会の成績上位12チームと、各地区の予選を突破した6チームの計18チームが参加している。まずこれを9チームごとの2グループに分けて総当りを行い、各チームの最下位は脱落。その後残ったチームでダブルエリミネーショントーナメントで優勝チームを決める。

去年は大会直前にメンバーを入れ替えた予選組のOGが優勝するという大波乱があったが、今年はどうなるだろう。1日目終了時点ですでに強豪のLiquidとEGが負け越すという予想外の展開が起きている。一方で年間成績1位のSecretは貫禄の3連勝。

紙の本と電子書籍

向き不向きがある。

紙の本のいいところ

  • ページ送りが長距離も短距離もとても速い
  • どこに何が書かれているか空間的に記憶できる
  • 書き込みが自由自在
  • 所有できる

電子書籍(with iPad)のいいところ

  • 保管場所が不要
  • 光るので夜道でも読める
  • 検索できる

情報処理のしやすさで言えば圧倒的に紙の本だ。紙をたくさん重ねて情報を立体的に集約するという発想は人間の空間認知能力と相性がいい。ページ送りの物理的利便性も高く、たとえば100ページ前の内容と見比べながら読み進めたいというときに紙の本ならば100ページ前に指を挟んでおけばすぐに行き来できる。逆に電子書籍のページ送りの遅さは腹立たしい(これはデバイスのせいかもしれない)。

以上を踏まえて、サッと読みたい軽い本だけ電子書籍を買うのが良さそうだ。

 

一寸の虫にも五分の魂

出勤して2時間ほど作業をしてから左手に違和感があって見たら尺取り虫が歩いていた。驚いてデコピンで机に飛ばしてしまったのだが、彼もこんなところに来たくて来たわけではなかろうと思い、昼食に出るついでに道端の植え込みに逃してきた。

僕は生き物を殺すのが苦手だ。でも蚊は殺す。自分に対する言い訳としては「蚊は病気を媒介するので自衛のために仕方ない」ということになっているが、これはほぼ嘘だ。実際は蚊は肉の部分が少なく死体を見ても大して罪悪感が湧かないからだ。人間なので殺しても触覚や視覚の刺激が弱ければ罪悪感は湧かない。

この考え方は捕鯨やイルカ漁に反対する勢力と同じだ。少なくとも僕は見た目のかわいさで生き物を殺したり殺さなかったりする。そしてそんな自分の身勝手さを覆い隠すために、あの生き物は殺してよかったんだ、殺す正当な理由があったんだと適当な理屈をこねる。

盆三部作Part.2『文化生活』

帰省2日目は特にすることがなかったので県立美術館と市立美術館に行ってきた。

県立美術館は熊谷守一展だった。芸大にいた頃は写実的でわかりやすい上手さだったのが、どんどん線が単純化して独自の作風になっていったのが面白かった。『熱海』は色遣いが美しかった。『大巌寺の鵜の森』は黒い木の枝と黒い鵜が灰色の空をバックに描かれていて不気味だった。『大巌寺の鵜の森』との比較で『蟷螂』もよかった。前者は油絵で木の枝のZ軸情報は絵肌の流れる向きで表現されていたが、後者は日本画でZ軸情報は墨の濃淡と重なりによって表現されていた。

市立美術館はイギリス北部の貿易商の絵画コレクションを展示していた。開幕ゴッホ『アレクサンダー・リードの肖像』でびっくり。近づいてみたり遠ざかってみたりしながら点描や色遣いの独特さを楽しんだ。作家ごとにはっきりと作風の違いが現れていて面白かった。僕は平凡な現代人なので描き込みが多い精密な作品が好きだが、そう見えても近づいてみると全然精密には描き込まれていなくて、本当にそう見えるだけであるということもあって驚いた。今なら精密に描いてデジタル処理でブラーをかけそうな絵を、過去の画家たちは絵筆一本で描き上げていたというのは不思議だ。

帰宅後はひたすらアニメを消化していた。

盆三部作Part.1『鈍行』

今回は鈍行で帰省することにした。所要時間は4時間。高速バスと比較すると渋滞で遅れることがない点で優れており、座れないという点で劣っている。帰省シーズンは高速道路が渋滞するので遅れないことのメリットが大きい。

実家の自室にはエアコンがない。だが、窓を開けておけば風が通る。薄着で寝れば十分耐えられる環境だった。ここ2年ほど夏が異常に暑いと言われているが、人間はそれなりにやれるのではないか。

 

読書速度

最近は通勤電車で読書をしている。ドライアイのせいで実質的に一日に目を使える時間に制限があるので、スマホ画面ほどは瞬きを減少させないと思われる読書をしている。

ディスプレイを凝視していると瞬きが減るのがドライアイの原因であるとあちこちに書いてあるが、よくわからない。瞬きが減る理由がわからないし、瞬きが減るとドライアイになる(涙の成分バランスが崩れて膜を維持できなくなる)理由もわからない。誰か知ってたら教えてほしい。

自分なりに考えたのは、ディスプレイは視線を移動させなくても表示される情報が次々変化していくという点だ。それゆえに視線を移動する必要がなく、視線の移動中にどうせ見えてない(サッケード抑制でググって)からと瞬きをしていたのがなくなってしまうのではないか。そう考えると本の発する光情報は変化しないので瞬きは減少しないことになる。

最近は健康のことばかり考えていて嫌になってしまうね。早く死んで苦しみから解放されたいにゃん。何か人生に目的があれば違うのかもしれないが、どうせそのうち死ぬしな。

以前読んでいた本は読み終わるのに3週間ほどかかったが、その次に読んだ本はなんと2日で読めてしまった。ページ数や文字サイズの差を勘案してもあまりにも早すぎる。読書の速度というのは何に規定されているんだろう。

明日は静岡に行く。

一人残される

※この記事は『塩スイカサワー』を飲んで書かれた。

お盆の帰省前に食材を買い足したくないので今日は夕食を富士そばで食べた。僕が入店したときは繁盛していたのに、僕が食べている間にどんどんいなくなって僕一人になった。不思議だ。

2つ勉強したいことがあるときどうするか同期に聞いたら1つずつやれと言われたのでそうする。

イ能力

※この記事は『のどごし生』を飲んで書かれた。

今日のランチはバターチキンカレーを買った。カレーとライスが別容器のやつだ。ある程度の体積の液体を加熱するのは大変だろうと思い、いつもより少し長めに電子レンジで加熱した。これが原因かわからないが、カレーが酸っぱかった。しかし、これが異常事態か判断する決め手がなかった。バターチキンカレーを買うのは2度目だが、1度目の味を正確に記憶しているわけではなく「美味しかった」程度の曖昧な記憶しかなかったからだ。結局心を無にして食べた。食べている最中に電話応対をする必要もあり、不本意な昼食だった。

帰宅して焼きそばを作った。数日外食をしたので薄々勘付いてはいたのだが、肉から変な匂いがした。焼きそばの材料は3日分ずつ買う。肉は大抵3日がギリギリなので、買ったら毎日焼きそばを作って食べないと傷んだ肉を食べることになる。

でも大丈夫だ。肉は焼けば匂いが消えるし、焼きそばの濃い味付けならなおさらだ。平然と食べた。僕の胃は強い。

ActivityPubとgRPCで遊んでみたいなあ。DDDの勉強もしなきゃ。

来週の昼食がない/DTM

来週は社内に弁当を売りに来る業者が休みらしい。となるとビル内のコンビニで何とかするか、外に出ることになる。僕は食事を重視しているのでコンビニよりは外に行きたいが、銀座ランチ(東銀座が銀座を名乗っちゃアカンのか?)はひどく混むので混雑する時間を回避しなければならない。今の時期は暑い中屋外で並びたくないのでなおさらだ。つまり13時頃まで昼食を我慢しなくてはならない。これは辛い。

今日は久々にDTMをしていた。と言っても作曲ではなく耳コピだが。まるごとコピーすることによって初めて見えてくるものがある。創作物を楽しみ尽くすことに関しては自信がある。

UNIX的工作

有名なIKEAの葉っぱを会社のデスクに設置した。これの支柱をどうやって固定しようかというのが難題で、ググってみると網にくくりつけるとかクランプつきカメラスタンドで固定するとかいろいろ出てくるのだが前者は網自体の固定に工夫がいるし後者は高いという問題があり難儀していた。

ふと「みんな同じ問題に直面したはずだ」と思いついて社のSlackで検索をかけてみると、なんと解決策が書類管理データベースにまとめられていた。これは重大な社の機密なのでとてもブログには書けない(そもそも社の机ならではのノウハウだ)のだが、どこにでもあるものを組み合わせて簡単に固定できる方法が紹介されていて驚いた。単純な道具を組み合わせて最大の効果を得るというのは『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』にも書いてあるエンジニアの重要な能力だ。