『バーチャルさんはみている』に関する所感

バーチャルユーチューバーのブームには乗れずにいる。ねこますは好きだったが、彼の制作体制ではフェードアウトしていくのは必然だっただろう。どんな皮を被っても人間は人間だし、ほとんどの人間は面白くはない。面白くない人間が無理して面白いことをしているのを見る辛さはユーチューバーでもバーチャルユーチューバーでも同じだ。

だからドワンゴの新作アニメがバーチャルユーチューバーのアニメだと聞いたときは、「やはりか」という思いと同時に落胆した。新たに設立した制作会社の1作目でスケジュールが悪いという情報もかなり心配だ。エヴァコラボについても23年前のアニメを引っ張り出してきてそれを知っている世代に訴求する戦術は未来につながるのだろうかという疑問がある。

一方で中田ヤスタカの起用には驚いた。彼は現代の天才音楽家だ。僕の観測範囲の最近の作品では『透明人間』のサウンドトラックが良かった。すでに公開されているPVで彼の作曲と思われる音楽が聞ける。このためだけに視聴する価値があるほどの人選だ。

いろいろな思いはあるが、何はともあれアニメは見なければわからない。情報公開から2週間後には放送開始という凄まじいスピード感に驚いているが、1話が楽しみだ。

“『バーチャルさんはみている』に関する所感” への2件の返信

  1. ピーナッツくん信者なのでアニメに出てくれてうれしい😊
    話題性あるけど面白くなるかは未知数すぎる
    アニメという普段と違うフォーマットで既存ファンを満足させられるか、Vtuberを知らない人に興味を持ってもらって楽しんでもらえるか、両方でかいチャレンジ

    1. ピーナッツくん不遜にもラスボスに乗っててワロタ
      僕はやはり新規ファンをどれだけ取り込めるかに興味があります。
      その点では放送時間は良いしニコニコ・Periscopeでテレビ同時配信、さらに放送直後からニコニコ・dアニメストアで配信と気合が入っていて頼もしいですね。
      テレビ局が製作委員会に加わっていない(そもそも製作委員会方式ではない)がゆえにできることでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です