自分用ActivityPubインスタンスとしてGoToSocialを立てた

ツイッターがいよいよヤバそうなのでActivityPubのインスタンスを立てたくなった。まずMastodonを検討したが、リソースの要求が高いので諦めた。不慣れなRoRだしTypeScriptじゃないし構成も複雑なので個人で管理・改造するのは負担が大きいというのもある。

改めてActivityPub実装の中で軽量なものを探したところGoToSocialが良さそうだったので立てた。AWS EC2のt4g.microで現状問題なく稼働している。と言ってもまだフォローが少ないからかもしれない。ActivityPub、というか分散型SNSという仕組み上フォロー関係が増えると加速度的に通信が増大していくはず。

GoToSocial

GoToSocialはGoで書かれている。シングルバイナリで吐かれるアプリケーションとsqliteで動き、公式に提供されるdocker-compose.ymlを少し調整してリバースプロキシとしてnginxを立てるだけで動かすことができた。

現段階ではアルファリリースという位置づけであるが、大部分の基本的な機能に問題はない。今自分が把握している問題は以下の2つだ。

  • 動画が表示されない
  • notestockが利用できない
    • 利用を開始するためのnotestockのbotアカウントへのメッセージ送信がエラーで失敗する
    • mastodonには送れるのでnotestock側に何か問題があるのではと思っているが、notestockのソースコードは公開されていないので詳細不明

フロントエンドをほとんど持たず、サードパーティのクライアントから叩かれるAPIサーバーに専念している。推奨されているクライアントはpinaforeだが、pinaforeは2023年1月に開発の停止が発表された。webクライアントに限ればこれが最も盛んに開発されていたので先行きが不安だ(しかし作者自身が述べているようにpinaforeもだいぶ技術スタックが尖っていて将来性は怪しかった…)。ActivityPubデビューする人は最初にサーバーに登録してからクライアントを導入するだろうが、GoToSocialはユーザー登録用のフロントエンドも持っていないので一般に公開するにはハードルが高めかなと思う。自分はdockerコンテナに入ってCLIからアカウントを作成した。

自分でちょっとした改造を試みたときにdocker buildが大量のメモリを食ってEC2が落ちた(2GBでは足りなかった)。Dockerfileからswagger関連の処理をゴリッと消してやると直る。

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