自己管理とサーバ管理

昨日急に健康意識が高まったのでスマホにGoogle Fitを入れた。万歩計のすごいやつで、歩行以外の運動も記録できる。僕は歩くのが早いので通常歩行が強めの運動に分類され、10ポイントが目標のところ43ポイントだった。歩数は6369歩で消費カロリーは1454kcalだった。

早歩きでポイントが貯まると聞くと無意味に早歩きして帰ったし、普段帰りはエレベーターで4階まで上がるが今日は階段で上がった。数値化して可視化することには強い力がある。

気に入らないのはGoogleのアプリだということだ。Googleに情報が集中する現状は気に入らないが、彼らが最も優れたIT企業であることは間違いない。最低限の機能の万歩計くらいなら自分でも作れるだろう。でも運動の激しさを判定したり位置情報と連携したりといった高度な機能を高精度で作れる気はしない。

ブログを書こうと思って管理ページにアクセスしたら異様に重くなっていた。サーバにssh接続してvmstatを実行するとディスクアクセスが多い。さらにtop -b -d 1 -n 1を実行するとCPUを占拠しているのはjavaだった。理由のアタリはついていて、昨日playのアプリケーションをDockerでデプロイするときに起動コマンドをsbt ~runにしてしまっていた。~をつけるとファイルが変更されるたびに自動で再コンパイルを行う。外すと負荷は収まった。

ラーメンを食べられなかった

※この記事は『金麦』を飲んで書かれた。

今日は仕事がしんどかったので帰りに不健康なラーメン(僕の中ではこの言葉は家系ラーメンを指す。なぜなら二郎系は野菜たっぷりで健康的だから)を食べて帰ろうと思った。同僚が「この辺にぃに美味いラーメン屋、あるらしいっすよ」と言っていたのでそこに行った。しかし残念なことに夜はライスが有料だった。

僕は家系ラーメンではライスは2杯〜3杯食べる。にんにく系の味と豆板醤系の味をそれぞれ楽しみたいからだ。

結局ラーメンは食べずに帰宅して焼きそばを食べた。最近は粉ソースではなくさらなる高級感を求めて液体ソースを使っているが、これも特段美味いということはない。そもそも相当な量を入れないと味がしない。そしてコストパフォーマンスが低い。

温度記録サーバはとりあえず公開できた。僕の自宅の気温・湿度・気圧を記録し続けるだけのサービスだ。

https://gyokuro.chao.tokyo/temperature

ちなみに過去ログには以下のような形式でアクセスできる

https://gyokuro.chao.tokyo/temperature/1994/05/17

サーバはScala + Play FrameworkをDockerでデプロイ、センサはRaspberry Pi + BME280でPythonのRequestsライブラリを使ってサーバにログを送信している。計測環境は鉄筋コンクリートでエアコンや換気扇で温度管理していて、Homo sapiensが1匹住んでブログを書いたりしている。

仕事が始まり始めた

※この記事は『金麦』を飲んで書かれた。

配属されたのでぼちぼち仕事っぽい仕事をしている。ただしまだ軽い仕事を回してもらって手順を覚えている段階なので「仕事を始めた」と言えるほどのことでもない。一日中パソコンを触ってお給料を発生させる気分は最高だ。

帰宅してScalaで書いている温度管理サーバの作業を進めた。ScalaはJavaの上に作ることで構造が汚くなっている部分もあるが、Javaの財産を活用できる恩恵は大きい。

本格稼働ではないがサーバに載せた。載せたはいいがディレクトリトラバーサル(←このまえ習った)食らいそうなAPI設計なので安全が確認できるまでURLは秘密です。ひさびさにnginx_proxyの設定を思い出す必要があった。地味にdocker-composeは使ったことがあってもただのdocker runは全然したことがなかった。とは言っても記法が違うだけでやれることは似たようなものだ。環境変数を指定したり、ポートを開けたり、ボリュームをマウントしたり。

こんなコマンドを書いたわけだが-eを連打するくらいなら当然.envファイルを使うべきだ。というか自分でDockerfileを書いてイメージを作るべきかもしれない。

梅雨だ。通勤ルートに徒歩の部分が多いので憂鬱だ。傘を差していても靴は濡れるのでいっそのこと長靴で通勤して会社で履き替えようか。なんて考えているうちに梅雨が明けてしまいそうだ。水筒だって買ったはいいが配属されたら近くに給茶機があるので必要なくなってしまった。トイレに行って帰りにお茶を汲んでくると、自分が単なる濾紙になったような気分になる。人間は情報を取り入れて適切に運動するだけの機械なので似たようなものだが。ステートフルかどうかは議論の余地がある。

Dockerコンテナ内で作ったファイルの所有者はrootになる

※この記事は『プライムリッチ』を飲んで書かれた。

『プライムリッチ』はアルコールが6%で重い。しばらく昏倒していて起きて作業している。

室温記録システムのサーバをScala+Play Frameworkで作っている。サーバ環境のもろもろの事情と技術的興味でDockerで環境構築をしたいが知見が少ない。参考にしているのはこれだ。

一点ハマりポイントを発見したので共有する。『プロジェクトの初期化』の節の内容を実行するとホスト側にプロジェクトが生成されるが、これらのファイルは所有者がrootになっているのでchown -Rしないと編集できない。永続的に解決したいのなら参考はこのあたり

てかこれ当該記事のコメント欄に書くべきだな…Qiitaアカウント作るか。Qiitaアカウントを持っていないのは必要になったことがないからだ。自分で発信プラットフォームを持つことには価値があると思っているけど、Qiitaが潰れる可能性と僕がさくらインターネットに972円を払い忘れる確率だとどっちが高いかな。後者だね普通に。

『らーめん 谷瀬家』でにんにくを補給した/Dockerなんもわからん

『らーめん 谷瀬家』でにんにくを補給した

健康に悪いラーメンが食べたくなったので社内チャットで「健康に悪いラーメンが食べたい」と発言したところ、上司から『らーめん 谷瀬家』を勧められたので同僚と4人で行ってきた(ここで急に日本語入力ができなくなり、しばらく手間取った。たぶん変なショートカットキーを偶然押した)。

家系ラーメンとしてはオーソドックスな構成で、油がいい感じ(?)でスープをつい飲んでしまう。家系と言えば卓上調味料で自分だけのご飯の食べ方を開発するのが楽しみだが、谷瀬屋には一味唐辛子の醤油漬けが置いてあり、パワフルな辛さが楽しめた。これまで行ったことのある家系ラーメンの中で一番好きだった。

以前住んでいた家は近くに家系ラーメンがあってよく行ったが、今の家に来てからは一度しか行っていなかった。俺にはにんにくが足りてなかった。にんにくをドバドバ入れながらご飯を2.5杯食べて大満足だった。

Dockerなんもわからん

Docker-Composeに頼りすぎてDockerfileの書き方を全然知らない。作成中の室温記録アプリのバックエンドをDocker上にPlay Frameworkで作ろうと思っているのだが(Dockerじゃないとサーバですでに動いている他のプログラムとの競合が面倒)、都合のいいDockerイメージが存在せず知見も少ないので手探り状態だ。コンテナ内でサンプルサーバを起動してもすぐに停止してしまう。

Mastodon諦めました/Spotify諦めました

今日はコンピュータに嫌われた一日だった。悲しい。

Mastodon

再びマストドン立てようと思ったんだがメールが送れないのと他インスタンスとの通信ができないトラブルを解決できず諦めた。どちらも初めて出くわした。

前者は名前解決なんちゃらのエラー、後者はどうやらSSLと関係があるようだったが僕の知識では理解できなかった。そもそもMastodonは恐ろしく複雑だ。使いやすくする努力はされているが少しでも不具合が起きるとそれを解決するためにはとんでもない知識と労力が必要になる。

Spotify

Spotifyでローカルの音楽ファイルを再生したかったのだが、mp3にしか対応していなかった。そこで急遽音楽フォルダ内を全部掘ってmp3じゃないファイルをmp3に変えるスクリプトを書いた。

しかしそうして生成したファイルをSpotifyで再生しようとすると、再生ボタンを押した瞬間にSpotifyアプリが終了する。ターミナルからアプリを開いているとログが残るが、終了時に表示されるのはこれだ。

[0228/053947.271857:ERROR:input_method_base.cc(146)] Not implemented reached in virtual ui::InputMethodKeyboardController *ui::InputMethodBase::GetInputMethodKeyboardController()Using InputMethodKeyboardControllerStub
Segmentation fault (コアダンプ)

うーん。軽く調べてみるとChromiumのバグの疑いが強く、2018年11月辺りに報告が頻発している。しかしローカルの曲を再生するときだけこうなるのでSpotify側にも問題がありそうだ。

Mastodon再び

ツイッターポリシーのアレでまたMastodonが注目されていたので今度はシングルユーザーで立てようと思ったが、立たない。難しい。Docker用のDocumentがなくなっている。

スプラップアンドビルド

※この記事は『極搾り ピーチ』を飲んで書かれた。

マストドンにelasticsearchをつけようと思ったらなんか壊れてしまったので作り直した。

なんか壊れてしまったというのは、マウント関連だ。リバースプロキシであるnginx-proxyは設定ファイルを外部から読み込むために、ホストの設定ファイル(./my_custom_proxy_settings.conf)をマウントしている。この状態で更にvolumes_fromでmastodon-nginxからnginx-proxyをマウントするとなんだかよくわからないがマウント関連っぽいエラーが出る。read onlyとかなんとか書いてあった。

この2重マウントは僕もわけがわからずやっているが、そんなことだからエラーが出るのは当然だ。面倒なので一回全部消してマストドンを立て直した。前回のデプロイから1週間ちょっとしか経っていないが、github上のデプロイガイドが書き換わっていて驚いた。mastodonの進化はまことに速い。

新しいdocker-compose.ymlはこうだ。今回は自分で改造することも視野に入れ、自前でビルドすることにした。なおmastodonのバージョンはv2.5.0rc1だ。

version: '3'
services:

  mstdn-nginx:
    image: nginx:1.11.10-alpine
    expose:
      - "9090"
    restart: always
    tty: false
    env_file: .env.production
    links:
      - web
      - streaming
    volumes:
      - ./setting/nginx/conf.d:/etc/nginx/conf.d:ro
      - ./setting/nginx/conf:/etc/nginx/conf/:ro
      - /var/www/certs:/etc/nginx/certs:ro
    networks:
      - common_link
      - back-mastodon
  db:
    restart: always
    image: postgres:9.6-alpine
    networks:
      - back-mastodon
### Uncomment to enable DB persistance
    volumes:
      - ./postgres:/var/lib/postgresql/data

  redis:
    restart: always
    image: redis:4.0-alpine
    networks:
      - back-mastodon
### Uncomment to enable REDIS persistance
    volumes:
      - ./redis:/data

  es:
    restart: always
    image: docker.elastic.co/elasticsearch/elasticsearch-oss:6.1.3
    environment:
      - "ES_JAVA_OPTS=-Xms512m -Xmx512m"
    networks:
      - back-mastodon
### Uncomment to enable ES persistance
    volumes:
      - ./elasticsearch:/usr/share/elasticsearch/data

  web:
    build: .
    image: tootsuite/mastodon
    restart: always
    env_file: .env.production
    command: bash -c "rm -f /mastodon/tmp/pids/server.pid; bundle exec rails s -p 3000 -b '0.0.0.0'"
    networks:
      - back-mastodon
    ports:
      - "127.0.0.1:3000:3000"
    depends_on:
      - db
      - redis
#      - es
    volumes:
      - ./public/assets:/mastodon/public/assets
      - ./public/packs:/mastodon/public/packs
      - ./public/system:/mastodon/public/system

  streaming:
    build: .
    image: tootsuite/mastodon
    restart: always
    env_file: .env.production
    command: yarn start
    networks:
      - back-mastodon
    ports:
      - "127.0.0.1:4000:4000"
    depends_on:
      - db
      - redis

  sidekiq:
    build: .
    image: tootsuite/mastodon
    restart: always
    env_file: .env.production
    command: bundle exec sidekiq -q default -q mailers -q pull -q push
    depends_on:
      - db
      - redis
    networks:
      - back-mastodon
    volumes:
      - ./public/packs:/mastodon/public/packs
      - ./public/system:/mastodon/public/system
## Uncomment to enable federation with tor instances along with adding the following ENV variables
## http_proxy=http://privoxy:8118
## ALLOW_ACCESS_TO_HIDDEN_SERVICE=true
#  tor:
#    build: https://github.com/usbsnowcrash/docker-tor.git
#    networks:
#      - common_link
#      - back-mastodon
#
#  privoxy:
#    build: https://github.com/usbsnowcrash/docker-privoxy.git
#    command: /opt/sbin/privoxy --no-daemon --user privoxy.privoxy /opt/config
#    volumes:
#      - ./priv-config:/opt/config
#    networks:
#      - common_link
#      - back-mastodon

networks:
  common_link:
    external: true
  back-mastodon:
    external: true

注目してほしいのはmstdn-nginxのvolumesでホストマシンの/var/www/certsをマウントしていることだ。nginx-proxyでもホストマシンの同じディレクトリをマウントしている。2重マウントを解消し同じディレクトリをマウントするようにした。

elasticsearchはデフォルトで日本語対応してません。日本語対応プラグインを入れるのはちょっとしんどそうなのでまた今度やります。

ぶっ壊してまたイチから作ってというのを繰り返せるのは楽しい。無限にやりたい。

Mastodonを立てる(Docker + nginx-proxy + letsencrypt-nginx-proxy-companion)2018年8月版

1.nginx-proxy + letsencrypt-nginx-proxy-companion

すでに同じサーバー上で他のアプリを動かしていたので、nginx-proxyを使った。ついでにletsencrypt-nginx-proxy-companionも使い、https化も自動化した。まずこの2つでdocker-compose.ymlを書いておく。

nginx-proxyはデフォルトであるサイズ(1MB?)以上のファイルのアップロードを受け付けない。これを超えるサイズの動画の投稿などを可能にしたいので自前のカスタム設定用のファイルを作り、マウントしている。

dockerネットワークを作る

dockerのコンテナ間の通信はdocker networkで行う。

  • common_linkはmastodonを動かすnginxサーバーとnginx-proxyの通信を行う
  • back-mastodonはmastodonを構成する各コンテナ間での通信を行う
$ docker network create --driver bridge common_link
$ docker network create --driver bridge back-mastodon

なおdocker networkの管理に有用なコマンドを書いておく

# ネットワークの一覧を表示する
$ docker network ls
# ネットワークの詳細を表示する
$ docker network inspect <network名>
# 使用されていないネットワークを削除する
$ docker network prune

動作確認(必要なら)

mastodon以外にすでにdockerで動かしているアプリがある場合、ネットワークの設定を修正する。私はwordpressを動かしていたのでその例を示す。変更点は2つ。

  1. nginx-proxyと通信するコンテナには環境変数としてVIRTUAL_HOST, LETSENCRYPT_HOST, LETSENCRYPT_EMAILを与える。
    • VIRTUAL_HOSTにはサブドメイン名(ここでは違うが)を設定する。のちのちmastodonにはanimedon.chao.tokyoというサブドメイン名を設定するので、chao.tokyoとanimedon.chao.tokyoのどちらにアクセスされたかによって違うコンテナを呼び出せるようになる。なおサブドメイン名はお名前ドットコムで設定した。
    • LETSENCRYPT_HOSTとLETSENCRYPT_EMAILはletsencrypt-nginx-proxy-companionのための環境変数。前者にはVIRTUAL_HOSTと同じ値を、後者にはletsencryptの通知メールを受け取るメールアドレスを設定する。
  2. 先ほど設定したネットワークを使用する
    • トップレベルにnetworksを作り、先ほど作ったcommon_linkというネットワークを利用することを明示する
    • 各コンテナでcommon_linkを利用することを明示する
version: "2"
services:
  wordpress:
    image: wordpress:latest
    container_name: "wp-main"
    volumes:
      - .:/var/www/html
      - ./log:/tmp/log
    depends_on:
      - db
    environment:
      WORDPRESS_DB_HOST: "db:3306"
      VIRTUAL_HOST: chao.tokyo
      LETSENCRYPT_HOST: chao.tokyo
      LETSENCRYPT_EMAIL: 見せられないよ
    env_file: .env
    networks:
      - common_link

  db:
    image: mysql:5.7
    container_name: "wp-db"
    volumes:
      - "./db-data:/var/lib/mysql"
    env_file: .env
    networks:
      - common_link
networks:
  common_link:
    external: true

nginx-proxyのdocker-composeとアプリのdocker-composeを任意の順序で起動すると、アプリがアクセス可能になるはずだ。この段階でアプリ(例:chao.tokyo)にアクセスできない場合はどこかでエラーが出ているので頑張ってなんとかする。letsencrypt-nginx-proxy-companionは起動に時間がかかるし、初回起動時は特に長い。証明書の取得、あるいはその必要がないことの確認が済むと3600秒のスリープに入るというようなメッセージが出るので、それまではエラーが出ても焦らないで。

2.Mastodonの設定

ではMastodonをデプロイしていく。まず適当な作業ディレクトリにcloneする。

git clone https://github.com/tootsuite/mastodon.git

docker-compose.ymlの編集

公式のインストラクションによると

If you're not making any local code changes or customizations on your instance, you can use a prebuilt Docker image to avoid the time and resource consumption of a build

もしローカルでコードを変更しないのであれば、ビルド済みのDockerイメージを利用することで時間と資源を節約することができます。

とのことなので、そうすることにした。この場合docker-compose.ymlに若干の変更が必要になる。他にもいろいろな変更が必要になるがとりあえず載せる。

version: '2'
services:
  nginx:
    image: nginx:1.11.10-alpine
    container_name: mstdn-nginx
    expose:
      - "9090"
    restart: always
    tty: false
    env_file: .env.production
    links:
      - web
      - streaming
    volumes:
      - ./setting/nginx/conf.d:/etc/nginx/conf.d:ro
      - ./setting/nginx/conf:/etc/nginx/conf/:ro
    volumes_from:
      - container:nginx-proxy_nginx-proxy_1
    networks:
      - common_link
      - back-mastodon
  db:
    restart: always
    image: postgres:9.6-alpine
    networks:
      - back-mastodon
### Uncomment to enable DB persistance
    volumes:
      - ./postgres:/var/lib/postgresql/data

  redis:
    restart: always
    image: redis:4.0-alpine
    networks:
      - back-mastodon
### Uncomment to enable REDIS persistance
    volumes:
      - ./redis:/data

#  es:
#    restart: always
#    image: docker.elastic.co/elasticsearch/elasticsearch-oss:6.1.3
#    environment:
#      - "ES_JAVA_OPTS=-Xms512m -Xmx512m"
#    networks:
#      - back-mastodon
#### Uncomment to enable ES persistance
##    volumes:
##      - ./elasticsearch:/usr/share/elasticsearch/data

  web:
#    build: .
    image: tootsuite/mastodon:v2.4.3
    restart: always
    env_file: .env.production
    command: bash -c "rm -f /mastodon/tmp/pids/server.pid; bundle exec rails s -p 3000 -b '0.0.0.0'"
    networks:
      - back-mastodon
    ports:
      - "127.0.0.1:3000:3000"
    depends_on:
      - db
      - redis
#      - es
    volumes:
      - ./public/system:/mastodon/public/system
      - ./public/assets:/mastodon/public/assets
      - ./public/packs:/mastodon/public/packs

  streaming:
#    build: .
    image: tootsuite/mastodon:v2.4.3
    restart: always
    env_file: .env.production
    command: yarn start
    networks:
      - back-mastodon
    ports:
      - "127.0.0.1:4000:4000"
    depends_on:
      - db
      - redis

  sidekiq:
#    build: .
    image: tootsuite/mastodon:v2.4.3
    restart: always
    env_file: .env.production
    command: bundle exec sidekiq -q default -q mailers -q pull -q push
    depends_on:
      - db
      - redis
    networks:
      - back-mastodon
    volumes:
      - ./public/system:/mastodon/public/system
      - ./public/packs:/mastodon/public/packs
## Uncomment to enable federation with tor instances along with adding the following ENV variables
## http_proxy=http://privoxy:8118
## ALLOW_ACCESS_TO_HIDDEN_SERVICE=true
#  tor:
#    build: https://github.com/usbsnowcrash/docker-tor.git
#    networks:
#      - external_network
#      - back-mastodon
#
#  privoxy:
#    build: https://github.com/usbsnowcrash/docker-privoxy.git
#    command: /opt/sbin/privoxy --no-daemon --user privoxy.privoxy /opt/config
#    volumes:
#      - ./priv-config:/opt/config
#    networks:
#      - external_network
#      - back-mastodon

networks:
  common_link:
    external: true
  back-mastodon:
    external: true

変更点を1つずつ説明する。

nginxコンテナの追加

mastodon専用のサーバーのコンテナ。nginx-proxyと各コンテナを中継する。volumesでコンテナの外から設定ファイルを編集できるようにしている。volumes_fromに関する解説はここを参照のこと。networksでcommon_linkと先ほど使用したmastodonの内部用ネットワークの両方に接続する。

なおvolumes_fromはdocker-compose version 3では使えない。解決策を調べたがよくわからなかったのでversionを2にした。

dbコンテナ, redisコンテナ

データベースの永続化のためにvolumesをコメントアウトした。先ほど使用したmastodon内部用ネットワークを利用するためにネットワーク名を変えた。

webコンテナ

ローカルで変更を加えないことにしたのでbuildをコメントアウト。imageでバージョンを指定。サーバー外部との通信はnginxコンテナが一括して担うのでnetworksはback-mastodonのみでよい。

volumesコンテナにアセットが保存されるディレクトリを追加。ここはエラーメッセージを頼りに手探りでやったことなのでよく理解できていないのだが、ビルドをしない場合はこうしないと動かないっぽい(参考)?。

streamingコンテナ

buildをコメントアウト。networksをback-mastodonに。

sidekiqコンテナ

これも手探りでやったのでよくわからないが、volumesに/public/packsを追加した。もしかしたら要らないかも。

networks

先ほど作ったcommon_linkとback-mastodonを利用することを明示する。

mastodon用nginxの設定ファイルの編集

mastodon/settings/nginx/conf.d/default.confを編集する。参考をコピペしてドメイン名等を埋めていけばいいが、add_header Content-Security-Policyの行はそのままだと画像アップロードができないので、意味がわかる人なら画像アップロードを許可するようにここを編集する。僕はわからなかったので丸ごと消した。

.env.productionの編集

まずcp .env.production.sample .env.productionし、このファイルを編集していく。

# 冒頭に追加
VIRTUAL_HOST=animedon.chao.tokyo
VIRTUAL_PORT=9090
VIRTUAL_PROTO=https
LETSENCRYPT_HOST=animedon.chao.tokyo
LETSENCRYPT_EMAIL=見せられないよ
LETSENCRYPT_TEST=false

# 探して編集
LOCAL_DOMAIN=animedon.chao.tokyo

# それぞれdocker-compose run --rm web rake secretを実行し出力された文字列を入れる
SECRET_KEY_BASE=
OTP_SECRET=

# 探して編集
SMTP_SERVER=smtp.gmail.com
SMTP_PORT=587
SMTP_LOGIN=見せられないよ
SMTP_PASSWORD=見せられないよ
SMTP_FROM_ADDRESS=見せられないよ
SMTP_DOMAIN=gmail.com
SMTP_OPENSSL_VERIFY_MODE=none

冒頭はnginx-proxyとmastodon用nginxが通信するための環境変数。

メールはgmailを利用するのでこうなった。なおgmail側で事前に設定してmastodon用のアプリパスワードを発行するのが望ましい。

起動

docker-compose build
chown -R 991:991 public
docker-compose run --rm web bundle exec rake mastodon:setup

chownは以外なタイミングでトラブった記憶があるので(忘れた)、それっぽいエラーが出たら思い出したかのようにもう一度実行しよう。

最後のコマンドで対話型のセットアップが始まる。内容はここにある。

  1. ドメイン名→animedon.chao.tokyo
  2. シングルユーザー?→No
  3. Docker?→Yes
  4. DB設定→Enter連打
  5. Redis設定→Enter連打
  6. クラウドストレージ→No
  7. メール設定→NoとEnter連打。さっき設定したのでたぶん上書きはされてない。
  8. DBマイグレーション→永続化してあるので既にやってあるならスキップしないとエラーになる
  9. アセットのプリコンパイル→同上。ただしこれはやり直してもよい。とても時間がかかる。
  10. 管理者アカウント作成→しましょう
docker-compose up -d

起動します。

終わりに

参考にしたサイトはどれも素晴らしかったが、mastodonの進化が非常に早いのでそのままでは動かないところがいくつもあった。基本的な構築の流れは参考サイトを見てもらったほうがよくて、私のこの記事はどこにどういうエラーが起こりうるのか、それをどう考えて対処したのかというような記録として残しておきたいと思う。

参考

Mastodon立ったり立たなかったり

nginx_proxy + letsencrypt-nginx-proxy-companion + dockerの構成。

どこの情報を見てもそのまま動くものはなかったので苦労している。かき集めてきた情報でとりあえず動くところまで言ったので備忘録を兼ねて設定を晒す。

全体的に情報が古い。検索に引っかかる情報は2017年前半のMastodon黎明期のものが多いが、OSSであるMastodonの進化のスピードは非常に速く数カ月前の情報でも役に立たないことがある。

比較的新しくて参考になった記事:Ubuntu16.04にDockerでMastodonインスタンスを立てる


残る問題点