『バーチャルさんはみている』のビジネス上の狙い

このツイートを見て考えた。

VTuberのブームが始まったのは2017年12月と認識している。Google Trendsで見た感じも間違っていない(あまり自信がないので違ったら教えて欲しい)。

一般的にアニメの企画から放送までは2年程度かかると言われる(業界の友人談)。ブームから1年での放送は早い。この早さを実現できた要因の1つは製作委員会方式を取っていないことだろう。

アニメの製作には大きなコストがかかる。そこで多くの企業で製作費を出し合い、代わりに各企業に「アニメを使って商売をする権利」を分配するのが製作委員会だ。「アニメを使って商売をする権利」というのはたとえばイベント・グッズ・主題歌CD・BDなどだ。2019年現在ではこの体制で作られたアニメが主流だ。

一方で『バーチャルさんはみている』はドワンゴの単独製作なので全てのコストはドワンゴが負担している。代わりに利益も全てドワンゴに入るとは言っても、リスキーだ。しかし折衝の手間がなく、何をどう作っても誰にも文句を言われない。

さて、どうしてリスクを負ってまで急いで放送する必要があったのか。それはVTuberを共演させたバラエティ番組をどこよりも早く作る必要があったからだ。普通のアニメなら作品ごとに独自のキャラクターを設定するから、似たコンセプトの作品であっても全く同じものにはならない。しかしVTuberは作品の外に実在(?)する人格なので、ある作品でやったことを同じ出演者で他の作品でもやったらそれは完全な二番煎じになってしまう。そういう理由で1番手になることを重視したのではないか。

もちろん急いだせいで制作期間が不足し、ネタの練り込みや画面のクオリティに悪影響が出ているという可能性もある。だが、ここではその話はしない。あくまでビジネスの観点からどういう狙いがあったのかということを推測した。

22:35追記:私はドワンゴの利害関係者なのでその辺は差し引いて読んでください。

Vivaldiのせいで原稿が消えた/バーチャルさんはみている1話

タイトルは具体的な方が良いかなと思い始めた。

本郷近辺のグルメについてノリノリで記事を書いていたのだが、Vivaldiの2つのChromeと違う挙動のトラップにハマって記事が全部消えた。

まずタブ消去時の挙動だ。Chromeでは連続でタブを消去している間はタブ幅が固定され、誤って左側のタブを消すことがないようになっている。Vivaldiにもこの機能はあることにはあるが、タブの閉じるボタンを使ったときのみ発動し、センタークリックによるタブ消去では発動しない。なぜなのか。

もうひとつはタブを閉じてはいけなさそうなときにポップアップで確認する機能だ。Chromeでは将棋ウォーズのプレイ中やブログの執筆中にはこの機能がはたらき誤ってタブを閉じることはないが、Vivaldiでははたらかない。

というわけで本郷グルメ記事は明日書く。Vivaldiはやはりダメだ。Chrome以外使えない体になってしまった。

バーチャルさんはみている

VTuberは門外漢なのだが意外と楽しめた。就職先が作っているアニメなので贔屓目に見てしまうのだが。

アニメを自称しているが、これは『てさぐれ!部活もの』のような中の人の魅力を伝えることを最優先したバラエティ風味の強い作品の延長線上にある。そういう点で完全に新しいわけのわからないものが出てきたというわけではないし、かと言って一般的なアニメとはやはり違う。

画面づくりについて。カメラの動かし方がかなり自由であり、キャラクターの動きも人間に近い(モーションキャプチャーなので当然か)という点では実写風だ。ただし各エピソードは比較的狭い決まった空間のなかで進展するという点では演劇的であり、総合的にはカメラの自由度が増した吉本新喜劇という表現がしっくりくる。

コーナー単位では月ノ美兎の『委員長、3時です』がフランクな話し方で面白かった。オタク的には視聴者投稿コーナーで鶴巻和哉がバ美肉していて、しかもエンドクレジットでそれが本物だと確定したのが最高だった。OP/EDは映像・音楽ともに良い。OpenToonzエンジニア:岩澤駿と企画:川上量生がエモい(後者は表示時間が異様に短いんだがギャグか?)。

1話の段階で動画が作れずに静止画になっている部分があったのが気がかりだ。

追記:この記事でURLの番号が1000を超えた。ただし1記事につき1増えるというわけでもなくルールは謎だ。

ARTILIFEの対応端末が紛らわしい

ドワンゴから新作ゲーム『ARTILIFE』が発表された。

生命を観察するというシンプルなアイデアをスタイリッシュにゲーム化しており、いろんな遊び方ができそうだと楽しみにしていたのだが、まだプレイできていない。自宅に対応する端末がないからだ。

AppStoreの互換性の項目では多くの対応端末が列挙されている一方で、バージョン1.0.1の変更点にiPhone6s以降・iPad・iPad Proしか対応しないと書かれている。

このような紛らわしい書き方はドワンゴにとってもユーザーにとっても不利益なのでやめるべきだ。僕は手持ちのiPhone6で、少しカメラを動かすだけで視界に何も映らなくなり復帰できなくなり、1時間くらいは無駄にした。レビュー欄には起動できなかった・起動しても正しく動作しなかった人々の怒りの声が多く投稿されている。

高度な機能を実現するために要求スペックが高くなるのは仕方のないことだが、iPhone6でもiPad mini2でも起動できないのは予想外だった。Android版が出るのを待っているがAndroid端末もスペックは高くないのでどうなることやら。

大忘年会

※この記事は『アサヒ スーパードライ』を飲んで書かれた。

忘年会

内定先の忘年会に招待されて行ってきた。取締役が実況ツイートしていたので内容を隠す必要もないだろう。ライブホールを借り切ってマグロ解体ショー、優秀社員の表彰、歌合戦、プレゼント抽選会などが行われた。川上量生氏のスピーチには社の戦略が端的に表現されており、大いに頷く点もあれば意外な点もあった。食べ物も美味しかった。しかし3時間ほど立ちっぱなしだったので足が疲れた。

内定先で実際に働けるかどうかはまだ確定していない。修了者の発表は3月だ。

ブログレスポンス向上のためにマストドンを止めた

マストドンは動かしているとすごい勢いでディスクアクセスが発生する。これはvmstatiotopコマンドで確認できる。借りているVPSはあまりスペックが高くないので同一サーバー上で動いているブログのレスポンスまで低下していた。しかしほとんど使っていないマストドンを維持するために遅いブログを我慢するのはおかしいと思い、マストドンを止めた。その結果数字の上ではディスクアクセスはかなり軽減され、使用感も向上した。

『バーチャルさんはみている』に関する所感

バーチャルユーチューバーのブームには乗れずにいる。ねこますは好きだったが、彼の制作体制ではフェードアウトしていくのは必然だっただろう。どんな皮を被っても人間は人間だし、ほとんどの人間は面白くはない。面白くない人間が無理して面白いことをしているのを見る辛さはユーチューバーでもバーチャルユーチューバーでも同じだ。

だからドワンゴの新作アニメがバーチャルユーチューバーのアニメだと聞いたときは、「やはりか」という思いと同時に落胆した。新たに設立した制作会社の1作目でスケジュールが悪いという情報もかなり心配だ。エヴァコラボについても23年前のアニメを引っ張り出してきてそれを知っている世代に訴求する戦術は未来につながるのだろうかという疑問がある。

一方で中田ヤスタカの起用には驚いた。彼は現代の天才音楽家だ。僕の観測範囲の最近の作品では『透明人間』のサウンドトラックが良かった。すでに公開されているPVで彼の作曲と思われる音楽が聞ける。このためだけに視聴する価値があるほどの人選だ。

いろいろな思いはあるが、何はともあれアニメは見なければわからない。情報公開から2週間後には放送開始という凄まじいスピード感に驚いているが、1話が楽しみだ。