20261020 時点でのAIソフトウェア開発の所感及び件のブログ記事へのアンサー?

この記事がバズっている(3ヶ月前投稿だがなぜ今?)

Claude Codeに全部任せて開発してたエンジニアの末路、1〜2ヶ月後ガチで地獄ですよ
https://note.com/yukiedu/n/n4d25f5e1d590

ネットの反応を見ていると「その程度の使い方をしていたら苦しくなるのは当たり前」みたいな冷ややかな反応が多いのだが、僕は割とこの記事に同情的だ。僕の考えと近いのはこれ。

元の記事では、あえて甘いやり方を例示してそれでは失敗しますよという寓話を強く押し出していて、まあそれは彼のもう一つのビジネスのためのレトリックなので文句を言われても仕方ないかなと思うんだけど、後半に述べられている「だから人間がちゃんとハンドル握らないとだめです」という話は妥当だし、重い。

そして「AIのハンドルを握る」のは全然簡単じゃない。AIを上手く使えば楽に良いコードが書けるという主張に関しては、「楽」も「良い」も主観的な判断であることは前提として、俺はそうは思わない。AIはまだそこまで便利じゃない。

PRデカすぎ杉スギ

まず、仕様をきっちり固めていればAIポン出しで人間レビューいらんでしょみたいな意見もあろうが、それは事前に仕様を「完全に」記述できる人を屏風から出してから言ってください。

根本的には人間の時間が有限であることをわかってないんだよな。ものすごく細かいところまで作り込んだコードを出してきて、いやそんな頑張らなくていいから…レビュー不可能だから…って思いながら変更量が小さくなるように頑張って手直しさせることが多い。良いコードと良いPRって別の話だし、ときに矛盾する。そういう相反する目標の中で良さげなバランスを取るというセンスはAIにはない。評価指標が定量化できない。

学習しない

スコープクリープだったりコメントの書き方が下手くそだったり、責務がおかしかったりはその時々の最新のモデルを使っていても普通に起きるので、僕はAIのコーディング能力ってそんなに大したこと無いと思っている。

そのような問題が生じる度にAGENTS.mdやらSKILLやらに追記して育てていくというのも実感としては全然無理で、かなり表面的な「ooはしない」みたいなしょーもない指示が乱立していくだけで、そういうことじゃないんだよな〜ってなる。

だから、AIで楽をしようと思うとコードは荒れるし、AIを使いながら良いコードを書こうと思ったら結局伴走して手取り足取り修正するしかない。しかもそうしてやっても学習能力は限定的。しんどい仕事だけが人間に凝縮されて残る状態。

みたいなことを考えながらいろんな意見を見ていたら「完璧主義は指示を出す側に回ってはいけない」という主張を見た。そうだよ。悲しくなりました。終わり。

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