dアニメストアのプレイヤーのコントロールのポップアップが邪魔だ

dアニメストアの問題点

dアニメストアのプレイヤーはこんな感じで、左下の30秒巻き戻り・30秒早送りボタンにカーソルを乗せると下の図のように10秒か30秒を選べるボックスがポップアップする。

このボックスの当たり判定は下図の緑色の領域であり、困ったことに見た目よりかなり大きい。このポップアップが表示されている間は緑色で囲まれた領域のシークバーをクリックすることはできない。また、カーソルが緑色の領域の外に出ない限りこのポップアップは消えない。

この性質は30秒早送りボタン、音量調節ボタン、設定ボタンの全てに共通している。するとどのような問題が起きるか。

シークしたいときにカーソルをシークバーに乗せようとするのだが、シークバーの当たり判定は非常に細い(下図参照)ので間違ってその下にあるボタンにカーソルを乗せてしまう。

動画にすると以下のようなイライラが発生する。

Netflixの場合

Netflixにも同じ問題がある。ただし以下の違いによって体験はそれほど悪くない。

  1. ポップアップの見た目と当たり判定の差が小さい
  2. ポップアップが消えるときにはアニメーションがない
  3. 全体的にUIが大きい

Amazonプライムビデオの場合

AmazonプライムビデオはUIデザインが違うのでこの問題はない。再生エリアの上でマウスを動かすと下図のようにコントロールが画面に重なって表示される。展開を必要とするコントロールは右上にまとめられ、クリックしないと開かない。

操作性は悪くないのだが再生中の動画の上にコントロールが重なって表示されることには賛否があるだろう。僕は嫌いだ。

Youtube・ニコニコ動画の場合

いずれもコントロールはクリックしないと展開されないようになっている。

先輩の金で豚みそ漬けを食べた/Akka HTTP/徳が低い

関連企業に勤めている先輩とご飯に行ってきた(ごちそうになった)。かねてから色々と相談に乗ってもらっており、会社員として無事にスタートを切った姿を見せることができて嬉しい。

入社直後で意識が高まっているので、以前中途半端に勉強してやめたScalaを触っている。具体的にはAkka HTTPで軽めのwebアプリを作ろうとしている。日本語の情報が少ないのは困難だが、Rails(!)のチュートリアルを見て自分の知りたいことを英語で何というのか調べて、それからドキュメントに検索をかけている。

僕は徳が低い男だ。すぐ怒り、間違いを認めず、そのくせ自分のプライドが傷つけられることにばかり敏感で打たれ弱い。新しい環境でこれらの欠点を自覚することが多く嫌になる。だが、道理とは関係なく自分を強く見せて社会的に優位に立とうとするのは、サルとしては自然な行動だ。つまりこういう心のはたらきをなくすことは難しい。人間社会はヒトに厳しいのだ。どうしてこうなってしまったのやら。

Mastodon諦めました/Spotify諦めました

今日はコンピュータに嫌われた一日だった。悲しい。

Mastodon

再びマストドン立てようと思ったんだがメールが送れないのと他インスタンスとの通信ができないトラブルを解決できず諦めた。どちらも初めて出くわした。

前者は名前解決なんちゃらのエラー、後者はどうやらSSLと関係があるようだったが僕の知識では理解できなかった。そもそもMastodonは恐ろしく複雑だ。使いやすくする努力はされているが少しでも不具合が起きるとそれを解決するためにはとんでもない知識と労力が必要になる。

Spotify

Spotifyでローカルの音楽ファイルを再生したかったのだが、mp3にしか対応していなかった。そこで急遽音楽フォルダ内を全部掘ってmp3じゃないファイルをmp3に変えるスクリプトを書いた。

しかしそうして生成したファイルをSpotifyで再生しようとすると、再生ボタンを押した瞬間にSpotifyアプリが終了する。ターミナルからアプリを開いているとログが残るが、終了時に表示されるのはこれだ。

[0228/053947.271857:ERROR:input_method_base.cc(146)] Not implemented reached in virtual ui::InputMethodKeyboardController *ui::InputMethodBase::GetInputMethodKeyboardController()Using InputMethodKeyboardControllerStub
Segmentation fault (コアダンプ)

うーん。軽く調べてみるとChromiumのバグの疑いが強く、2018年11月辺りに報告が頻発している。しかしローカルの曲を再生するときだけこうなるのでSpotify側にも問題がありそうだ。

TikTokはマジでヤバい

※この記事は『麦とホップ』を飲んで振り回して動画を撮影したあと書かれた。

若い人の流行りの勉強の一環としてTikTokを触ってみた。このアプリはコンテンツの消費と生産の両方をものすごいスピードで加速させる仕組みが備わっている。触ってみてこれまでの「何者にもなれない人間がプリセットに従ってアイドル体験するアプリ」という印象は吹き飛んだ。これはYouTubeのCMも悪いだろうが。

まずひたすら上げられている動画を見ていった。ホーム画面ではスマホの縦画面をフルに使って動画が表示される。これは僕の自分の動画だが、基本的にはレコメンド動画のようだ。大胆に動画の上にUIをオーバーレイ表示していくスタイルはニコニコの遺伝子を感じないでもない。各動画ではLikeと投稿者のフォローが可能だ。おそらくレコメンドにも影響している。

動画の長さの上限は15秒らしい。CM1本分で非常に短い。動画を見終わるか興味がなかったら画面を上にスワイプすると下から次の動画が出てくる。体感できるロード時間はない。即座に次の動画の再生が始まる。動画が短く、次の動画に移動するまでのタイムラグもないので結果としてものすごい数の動画を次々と見ることになる。ここでもうひとつすごいのは、レコメンドで出せるレベルのハイレベルな動画が全く尽きないことだ。純粋なコンテンツ量でも相当すごいのではないか。

ここまでの説明では、なんらかの方法によって大量生産された上質なコンテンツをひたすら消費し続けるアプリに見えてしまうだろう。しかしそれはTikTokの一面でしかない。動画撮影・編集機能も圧倒的だ。まずBGMとして多くの曲、それも最新の曲の中から好きなものを選べる(どうもワーナーと契約しているらしい)。それを聞きながら動画を撮影したら今度は編集だ。編集画面もスマホ向けに洗練されており、動画の時間的編集やエフェクト操作などが効率的に行える(複数のエフェクトが同時に適用できないなど制約はある)。これは触ってみてくれとしか言えない。

TikTokで人気のある動画は2種類。ひとつは単純に出演者がすごいもの。ダンスやスポーツ、歌などはこちらに分類される。YouTubeでもどこでもウケるタイプだ。もうひとつは編集が上手いもの。誰でもTikTokの機能に習熟すれば高いレベルの動画が作れるようになる。結局あちこちで聞く宣伝文句と同じことを言っていて自分でも困っているのだが、「誰でもレベルの高い動画が作れる」というのは「誰でもレベルの高い自己表現ができる」という意味であって「誰でも同じような動画になる」という意味ではない。

冗談抜きで5年後のコンテンツ業界にはTikTokで動画編集のイロハを学んだ世代が猛烈な殴り込みをかけてくるだろう。編集の技術が評価されるというのはニコニコのMAD文化と共通している。ニコニコが育んだ「誰でもクリエイターになれる」という夢を継承してブラッシュアップしたのがTikTokなのだと感じた。これは恐ろしいアプリだ。

ペーパーレス

※この記事は『本麒麟』を飲んで書かれた。

引越しに備えてモノを減らしている。壊れたプリンターをずっと放置していたのでどう捨てればよいか調べたら金がかかるらしい。世知辛い。

ペーパーレスを目指している。物理本は場所を取るし、劣化するし、紙は森林を破壊する(スギ林は破壊しろ)。論文はPDFで手に入るのでGoodReaderでiPadで読むし、本を買うときも電子書籍があるかは重要な基準だ。KindleはAmazonが潰れると読めなくなるので(真顔)PDFで売られているのが最も望ましいが、なかなかそうはいかない。

Kindleの弱点は人に貸すという行為ができないことだ。アメリカのAmazonではある「貸す」機能(一定期間他人に読む権利を移し自分は読めなくなる)は日本版では消されている。カス。

Googleアカウントの転生

現在は大学で付与されたGoogleアカウントを使っている(ストレージ無限などの特典がある)のだが、修了するともう使えない。そこで諸々の登録を昔から使っていた個人のアカウントに移している。結構面倒だ。

同時に迷惑な宣伝メールを送ってくるサービスをどんどん解約している。また、捜査機関への不当な情報提供で話題になったTカードも解約する。解約は書類の郵送でしか受け付けていない(!!)というクソみたいな規則だが、悪を放置するのもまた悪なので断固として解約する。

郵便と違ってメールや通知は送るコストがゼロだ。だから送りまくってユーザーの気を引き、限りある人生を自分のサービスで浪費させようとする。下品な行為だ。

しかしGoogleはすごい。Android+Googleのコンボは非常に便利だ。特に登録したAndroid端末を使ってログインを安全にする機能はいい。

 

研究室の天井が高くて暖房が効かない/視覚の発達

設定温度26度でもデスクの高さで18度〜20度。どれだけ天井を暖めているのか。

昨年度で引退した学科の事務員さんが遊びに来ていたのでご挨拶に行った。孫の成長について話してくださったのだが、8ヶ月くらいの時期で既に好きなテレビ番組とそれ以外を見分ける能力があるらしい。これはすごいことだ。

乳幼児の感覚能力は思った以上に未熟だ。生まれた時点では未完成で、生まれてから外界との相互作用のなかで発達する。感覚機能の異常、特に聴覚の異常は可能な限り早く発見して処置をする必要があるが、乳幼児が本当に見えて/聞こえているかどうか確かめるのは難しい。そのためのテクニックとしてたとえば幼児の視線に注目する方法がある。大まかに言えば2つの図形を注視する時間に差があればその差を知覚しているという方法だ。

視線を使った研究は面白い。Webサービスの改善にも使えそうだし、実際ドワンゴには視線測定の設備があるらしい。昨日あたりツイッターで「動画の女の胸を見ないチャレンジ」に一瞬で失敗する男の動画が流れてきて笑った(見つからないのでURLわかる人は教えてください教えてもらいました↓)。

簡易的な視線計測装置でゲームプレイ中の視線を計測したという動画もある。

一方で注意する必要があるのは、注意は視線とは独立しているということだ。視線を一箇所に固定したままでも注意を向けている場所に何かが出現した場合は反応速度が速くなる。これは損失利得法という実験によって調べることができる。公開されている横澤一彦教授の授業スライドに詳しい説明がある。

ヤフコメのアカウントに他人のツイッターを登録できてしまう

今日は友人とチェーン寿司に行った。安かろう悪かろうだが大学生の贅沢としてはいい位置にあるのではと思う。

ヤフコメでは各ユーザーのユーザーページで過去のコメントの一覧や+1/-1評価の合計値を閲覧できる。非表示ユーザーを精度良く設定するために有効だと思う。

自分のユーザーページにはツイッターやfacebookへのリンクを表示することもできる。しかしこの機能、他人のアカウントも普通に登録できる。

単にhttps://twitter.com/入力したユーザー名へのリンクが貼られるというだけで、認証も何もない。もちろんそういう機能と理解して使えばいいのだろうが、誤解しやすい。他人のアカウントを登録して迷惑行為をすることで罪をなすりつけることならないだろうか。

実際のところわざわざツイッターを登録してヤフコメ投稿する人は少ないだろう。メリットがあるとすれば反論の受け付けのルートを開示することだろうか。

Yahooニュースは毎日見ている。コメント欄は治安が悪く見て嫌な思いをすることも多いのだが、そこでどのような現象が起き、Yahooがどのように対応するか観察するのは興味深い。

Amazon配達状況のダミープログレスバー

今日もお酒は我慢した。焼きそばの材料を買いに行ったがカット野菜のもやしニラバージョンが売り切れていて悲しかった。新年で在庫が不安定なのだろうか。

昨日書いたがAmazonでサーキュレーターを注文している。配送状況を確認するとこんな風に表示された。

発送済みと配達中の間の緑の線がだんだん伸びているのだが、クロネコヤマトの問い合わせシステムを参照しても特に新しい情報はない。つまりこの線の長さに根拠はない。到着予定日は6日なのでそれに合わせて適当に伸ばしているだけのようだ。

天下のAmazonのことだからこのような謎システムにもなにかしらの意味があるのだろう。UI心理学の本の「プログレスインジケータ」の章を確認したが、数分で完了する処理の話をしていて数日かかる配達の話は載っていなかった。

こういう謎UIを見つけると意図を考えたくなる。

グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」/モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク/チャイコフスキー:弦楽セレナード(モスクワ・ソロイスツ/バシュメット)

Spotifyで聞いたアルバムのレビューをしようと思ったんだが、いざタイトルを決めようというときにググラビリティを考えるとこうせざるを得なかった。
弦楽合奏のための曲が3曲収録されている。僕は3曲とも高校時代に演奏した。

グリーグ『ホルベアの時代より』

好きな演奏ではなかった。まず出だしの印象が悪い。第一楽章ははつらつとした曲なのに生き急いでいるような、それでいて陰のある表現になっていてなるほど新鮮ではあるのだが、この曲の魅力を引き出していない。ド→ソ→ド→ソと上昇してパートごとにスケールで急降下し、ヴァイオリンがユニゾンでメロディを演奏する最大の盛り上がりも奇妙に神経質な表現になっており爽快感がない。期待を外す面白みというのも確かに存在するが、ここではハマらなかった。

全曲を通して言えることだが、複雑なリズムパターンが正確に組み合わせることによって音楽が完成する仕組みになっているのにもかかわらず、速い演奏に固執して弾きとばしている箇所が多いのがよくない。

チャイコフスキー『弦楽セレナード』

細部への過剰なこだわりが鼻につく。だが第二楽章はそのこだわりがいい方向に作用している。パート内で統制が取れているがゆえにパート間の細かな掛け合いが高いレベルで完成している。低弦にメロディーが移ったときもスピード感があってよい。音楽の流れを重視するスタイルがロシアワルツに合っている。第三楽章も響きの美しさがプラスに作用していた。第四楽章はパワー不足だった。

モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

ここまでの評を見れば予想できるかもしれないが、この楽団のスタイルはモーツァルトに合う。おそらく各パートの人数が少ないのだろうが、透明感のある音色や正確な音程が流麗な音楽をよく具現化している。特に第四楽章はすべての刻みが明瞭に聞こえてきて気持ちが良い。

この部分の2ndの合いの手を弦を擦るゴリゴリとした音まで聞こえてくるほど強調していて驚いた。モーツァルトの技巧が隅々まで感じ取れるいい演奏だ。

Spotifyとクラシック

Spotifyはいい。曲数はApple Musicにやや劣るが、WebプレイヤーやLinux用のデスクトップアプリケーションが提供されている。「アニメ」ジャンルが存在しないのが不便だが、ユーザー間でプレイリストを共有する仕組みが発達しており、それで補っている。デスクトップアプリケーションで日本語入力ができないのは腹立つので早く直してほしい。

クラシック音楽はやたらと配信サービスに積極的だ。日本のポピュラー音楽だと2曲に1曲くらいは未収録だったり独自の配信サービスで独占していたりするが、クラシック音楽は95%くらいは探せば見つかる。調べたわけではないが、2つの要因が思い当たる。

第一の要因は物理CDが売れないことだ。クラシック音楽のファンはポピュラー音楽に比べれば少ない。一方で言語に依存しないので同じ演奏が世界中で売れる。となると流通のコストが抑えられる配信サービスのメリットが大きい。

第二の要因は過去の演奏の価値が減らないことだ。クラシック音楽はそもそも時代の流れに耐えた曲だけが残っているので、古い曲の価値が減るということはない。熱心なオタクはいろいろな演奏を渉猟して比較検討するのでどの演奏も細々とした需要が長く存在する。となると昔のCDを少しずつ生産し続けるよりは配信にしてしまったほうがやはりコストが抑えられる。過去の演奏の音質が悪いことは既に受け入れられているので配信音質でも問題がない。