Vivaldi復帰断念

なんとなくVivaldiのことを調べたら2.x系列がリリースされていた。デザインや設定の自由度の高さはchromeより好きだし、安定性さえ問題がなければしばらく戻ってみようかと思ってインストールしてセッティングしてみたが、最重要拡張機能であるBetterTweetDeckが動かないので泣く泣く諦めた。

BetterTweetDeckはとにかく優れものなのだが、僕が最もよく使うのはクリップボードからの画像投稿だ。スクリーンショットをクリップボードに保存し、それを直接投稿欄に貼り付けるのは非常に便利だ。

ところで今日は寒い。29日に寒波が来るとのことで、コミケ早朝組の生命が心配だ。寒い日は暖かい部屋にいるに限る。今日はほとんど外出しなかった。

昼食に焼きそばを作った。油が切れていたので新しいのを買ったのだが、これが以前より大きいパッケージで(当然大きい方が割安)自然と油の使用量が増える。すると焼きそばの味がよくなり、焦げ付きも減った。油も洗剤も困ったら増やしてみるといい。

Ingressフィーバー

※この記事は『クリアアサヒ』を飲んで書かれた。

夜中にIngressをしに出かけたくなることがある。今日もそれで、90分くらい近所を歩き回ってきた。構築は楽しい。

Ingressはポータルを結んで(リンクして)三角形を作るゲームだ。このとき、包含関係にある複数の三角形を同時に作ることができる。どういうことか。

以下のような4つのポータルを考える。

最大の三角形はこうだが…

小さい三角形は複数作れる。

このとき、正しい手順で作れば大きい三角形1つと小さい三角形3つは全てカウントされる。その場合2つの三角形が重なっている状態となり、これを多重化と呼ぶ。これは2重だ。

いい位置にポータルがあれば多重化はどんどん続けることができる。これは3重。

これを始めるとやめられなくなる。実際にはリンクを貼るためのアイテム(キー)の枯渇、都合のいいポータルがない、既存リンクとぶつかるなどの事情で限界はある。そして何より足が疲れる。リンクを貼るためにはリンク先のキーを持っている状態でリンク元のポータルに行かねばならない。相当な計画性を持って作り始めないと多重化が進むごとに移動距離が伸びる。

レベルの差によってできることに大きな格差が生じるゲームもあるが、Ingressはレベル8を超えれば差はなく、むしろ体力・気力・経済力の勝負になる。いや、正確に言えば勝負ですらない。ある人は賽の河原に石を積み続けるゲームと評した。どんなに美しい多重を作ってもいつかは必ず壊される。それでも翌日笑顔で新しい多重構築に励める人間こそがこのゲームを一番楽しんでいる。

寒さの浸透

※この記事は『麦とホップ』を飲んで書かれた。

部屋の外壁が薄いので深夜には外の寒さがじわじわと入り込んでくる。布団に入るぞ!!

クリスマスラーメン

世はクリスマスらしいので近所のまずい家系ラーメンを食べた。まずいのだがカロリー目当てによく通っていていわば実家のような安心感がある店で、クリスマスにふさわしい。

通りを歩いていると、やはりクリスマスを感じた。KFCに並ぶ家族連れやおもちゃを持って歩く夫婦など、幸せな家庭生活を感じる。僕は自宅でアニメやユーチューバーのクリスマスイロモノ動画、炎配信などを見ていた。

炎はなぜか見つめてしまう。洗濯機や乾燥機もだ。シンプルなルールから複雑な現象が生まれてくる様子に惹かれるのだと思う。

今年は水曜日の研究室ミーティングで終了だ。

ギャンブル

※この記事はマッコリを飲んで書かれた。

僕は24歳なのでパチンコも競馬もできる年齢だが、やらない。特に興味を持つ機会がなかった。賭博は禁止なのに競馬やパチンコは摘発されないというのは腑に落ちないが、今日は競馬で儲けた人に奢ってもらったのでJRAに感謝している。

僕もお金を儲けたい。お金好き。

靴を買った

靴は3足所有していたが、1号機は小さな穴が開いていて近所でしか使えず(???)、2号機は剥がれた靴底を繰り返しボンドで補強した満身創痍の状態だった(鳥取砂丘でまた死んだ)。鳥取帰還以降3号機のみを履いていたが、これは硬めの革靴で長時間歩くことには向かない。この1週間ほど3号機でIngressをしていたので足腰が痛い。同じ靴を毎日履くのは劣化を加速させ寿命を縮める。そこで新たに靴を買い、2号機を引退させることにした。

靴を買おうと決心して気づいたが、自ら進んで靴を買った経験がない。実家にいた頃は両親に促されて適当に決めていたし、3号機は譲られたものだ。まず靴のクラスや予算の感覚を知るために、まず自分がこれまで履いていた靴の型番を検索してみた。するとスポーツ系メーカーの1万円前後の靴だとわかった。なので今回の予算も同程度とした。

次は買う店だ。着用するものなので通信販売はない。靴購入の素人なのでプロの助言が受けられる店が良い。適当にググるとABCマートと東京靴流通センターが上野にあった。現地に行ったらABCマートのほうが広かったのでABCマートに入り、しばらくウロウロした後店員に2,3の条件を伝えておすすめのブランドを教えてもらった。

2号機を買ったときは履き心地にかなりこだわって散々試し履きをしたが、今回はあまり気にせず決めた。以前は完璧に自分に合ったものを使いたいという気持ちが強かったが、今は良いものを身に着けて自分をそれに合わせていけばいいと思うからだ。

買い物は難しいが、いいモノを持つことは長い目で人生を充実させるので楽しい。

ARTILIFEの対応端末が紛らわしい

ドワンゴから新作ゲーム『ARTILIFE』が発表された。

生命を観察するというシンプルなアイデアをスタイリッシュにゲーム化しており、いろんな遊び方ができそうだと楽しみにしていたのだが、まだプレイできていない。自宅に対応する端末がないからだ。

AppStoreの互換性の項目では多くの対応端末が列挙されている一方で、バージョン1.0.1の変更点にiPhone6s以降・iPad・iPad Proしか対応しないと書かれている。

このような紛らわしい書き方はドワンゴにとってもユーザーにとっても不利益なのでやめるべきだ。僕は手持ちのiPhone6で、少しカメラを動かすだけで視界に何も映らなくなり復帰できなくなり、1時間くらいは無駄にした。レビュー欄には起動できなかった・起動しても正しく動作しなかった人々の怒りの声が多く投稿されている。

高度な機能を実現するために要求スペックが高くなるのは仕方のないことだが、iPhone6でもiPad mini2でも起動できないのは予想外だった。Android版が出るのを待っているがAndroid端末もスペックは高くないのでどうなることやら。

大忘年会

※この記事は『アサヒ スーパードライ』を飲んで書かれた。

忘年会

内定先の忘年会に招待されて行ってきた。取締役が実況ツイートしていたので内容を隠す必要もないだろう。ライブホールを借り切ってマグロ解体ショー、優秀社員の表彰、歌合戦、プレゼント抽選会などが行われた。川上量生氏のスピーチには社の戦略が端的に表現されており、大いに頷く点もあれば意外な点もあった。食べ物も美味しかった。しかし3時間ほど立ちっぱなしだったので足が疲れた。

内定先で実際に働けるかどうかはまだ確定していない。修了者の発表は3月だ。

ブログレスポンス向上のためにマストドンを止めた

マストドンは動かしているとすごい勢いでディスクアクセスが発生する。これはvmstatiotopコマンドで確認できる。借りているVPSはあまりスペックが高くないので同一サーバー上で動いているブログのレスポンスまで低下していた。しかしほとんど使っていないマストドンを維持するために遅いブログを我慢するのはおかしいと思い、マストドンを止めた。その結果数字の上ではディスクアクセスはかなり軽減され、使用感も向上した。

『バーチャルさんはみている』に関する所感

バーチャルユーチューバーのブームには乗れずにいる。ねこますは好きだったが、彼の制作体制ではフェードアウトしていくのは必然だっただろう。どんな皮を被っても人間は人間だし、ほとんどの人間は面白くはない。面白くない人間が無理して面白いことをしているのを見る辛さはユーチューバーでもバーチャルユーチューバーでも同じだ。

だからドワンゴの新作アニメがバーチャルユーチューバーのアニメだと聞いたときは、「やはりか」という思いと同時に落胆した。新たに設立した制作会社の1作目でスケジュールが悪いという情報もかなり心配だ。エヴァコラボについても23年前のアニメを引っ張り出してきてそれを知っている世代に訴求する戦術は未来につながるのだろうかという疑問がある。

一方で中田ヤスタカの起用には驚いた。彼は現代の天才音楽家だ。僕の観測範囲の最近の作品では『透明人間』のサウンドトラックが良かった。すでに公開されているPVで彼の作曲と思われる音楽が聞ける。このためだけに視聴する価値があるほどの人選だ。

いろいろな思いはあるが、何はともあれアニメは見なければわからない。情報公開から2週間後には放送開始という凄まじいスピード感に驚いているが、1話が楽しみだ。

グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」/モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク/チャイコフスキー:弦楽セレナード(モスクワ・ソロイスツ/バシュメット)

Spotifyで聞いたアルバムのレビューをしようと思ったんだが、いざタイトルを決めようというときにググラビリティを考えるとこうせざるを得なかった。
弦楽合奏のための曲が3曲収録されている。僕は3曲とも高校時代に演奏した。

グリーグ『ホルベアの時代より』

好きな演奏ではなかった。まず出だしの印象が悪い。第一楽章ははつらつとした曲なのに生き急いでいるような、それでいて陰のある表現になっていてなるほど新鮮ではあるのだが、この曲の魅力を引き出していない。ド→ソ→ド→ソと上昇してパートごとにスケールで急降下し、ヴァイオリンがユニゾンでメロディを演奏する最大の盛り上がりも奇妙に神経質な表現になっており爽快感がない。期待を外す面白みというのも確かに存在するが、ここではハマらなかった。

全曲を通して言えることだが、複雑なリズムパターンが正確に組み合わせることによって音楽が完成する仕組みになっているのにもかかわらず、速い演奏に固執して弾きとばしている箇所が多いのがよくない。

チャイコフスキー『弦楽セレナード』

細部への過剰なこだわりが鼻につく。だが第二楽章はそのこだわりがいい方向に作用している。パート内で統制が取れているがゆえにパート間の細かな掛け合いが高いレベルで完成している。低弦にメロディーが移ったときもスピード感があってよい。音楽の流れを重視するスタイルがロシアワルツに合っている。第三楽章も響きの美しさがプラスに作用していた。第四楽章はパワー不足だった。

モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

ここまでの評を見れば予想できるかもしれないが、この楽団のスタイルはモーツァルトに合う。おそらく各パートの人数が少ないのだろうが、透明感のある音色や正確な音程が流麗な音楽をよく具現化している。特に第四楽章はすべての刻みが明瞭に聞こえてきて気持ちが良い。

この部分の2ndの合いの手を弦を擦るゴリゴリとした音まで聞こえてくるほど強調していて驚いた。モーツァルトの技巧が隅々まで感じ取れるいい演奏だ。

Spotifyとクラシック

Spotifyはいい。曲数はApple Musicにやや劣るが、WebプレイヤーやLinux用のデスクトップアプリケーションが提供されている。「アニメ」ジャンルが存在しないのが不便だが、ユーザー間でプレイリストを共有する仕組みが発達しており、それで補っている。デスクトップアプリケーションで日本語入力ができないのは腹立つので早く直してほしい。

クラシック音楽はやたらと配信サービスに積極的だ。日本のポピュラー音楽だと2曲に1曲くらいは未収録だったり独自の配信サービスで独占していたりするが、クラシック音楽は95%くらいは探せば見つかる。調べたわけではないが、2つの要因が思い当たる。

第一の要因は物理CDが売れないことだ。クラシック音楽のファンはポピュラー音楽に比べれば少ない。一方で言語に依存しないので同じ演奏が世界中で売れる。となると流通のコストが抑えられる配信サービスのメリットが大きい。

第二の要因は過去の演奏の価値が減らないことだ。クラシック音楽はそもそも時代の流れに耐えた曲だけが残っているので、古い曲の価値が減るということはない。熱心なオタクはいろいろな演奏を渉猟して比較検討するのでどの演奏も細々とした需要が長く存在する。となると昔のCDを少しずつ生産し続けるよりは配信にしてしまったほうがやはりコストが抑えられる。過去の演奏の音質が悪いことは既に受け入れられているので配信音質でも問題がない。