Cooler Master Elite361というPCケースについて

http://apac.coolermaster.com/jp/case/mini-tower-elite-series/elite-361/
これ

ATXマザー対応でありながらコンパクトであり横置きも可能。設置スペースに制約がある場合は唯一無二のケースとなりうる。私も部屋が狭いので重宝している。一方で小さくて薄いのでパーツの制約がきつい。

幅が狭いのでCPUクーラーの高さは122mmまでと制限されているが、同様の理由でグラボを挿すと場合によっては側面ファンが設置できない。グラボの追加電源のケーブルも折り曲げることになる。具体的にはZOTAC GTX1050 LPなら側面ファンは設置できたが、ZOTAC GTX1060 AMP! Editionではダメだった。Elite361の公式ページにはグラボの長さの上限は記されているが、幅(高さ?とにかくマザーボードに対して垂直方向の寸法)の上限は記されていない。

ZOTAC GTX1050 LPの幅は70mmだが、ZOTAC GTX1060 AMP! Editionの幅は128mmである。この差で側面ファンが設置できなくなる。

Elite361に標準搭載されているファンは上部排気ファンのみである。最も近い後部のファン用の穴からの吸気が大部分を占めるだろう。となるとCPUには冷たい空気を供給できる一方で、グラボの周りには空気の流れが生じない。前述の通り側面ファン穴はグラボの真上にあるので、ここから自然吸気が行えるように、排気ファンを増設するのが妥当だろうか。あるいはグラボに冷たい空気を回すのは諦めて外排気型のグラボを買うべきだろうか。まあ問題が起きたら考える。

自作初心者は小さいケースを買うべきではない。パーツの性能上の相性以上に物理的な制約は見落としがちだからだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です